連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

介護保険”置き去り”3万8000人;クローズアップ現代

2010-10-28 11:58:38 | 健康・病気

介護保険は、40歳から65歳まで保険料を支払った人が受けられる制度で、

収入の道が途絶えて、支払えない期間があったときは受け取れない!

経済的安定を欠いた人は、老後はさらに厳しい。

 医療現場にいると、

 経済力の格差をカバーする仕組みは、不十分だと実感し、嘆息。

元気で、活動力にあふれているときは他人のことで、

実感が無いので、無関心。

マイノリティは置き去りにされている。

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職種による対応のギャップ

2010-10-28 11:26:38 | 日記・エッセイ・コラム

約束の時間の取り違えで、激しく叱責を受けた。

約束の時間に合わせるために努力したということを切々と訴えられrた。

非は私にあるが、非難の仕方が、

実習最後に行う発表で、午後は記念日の予行演習が組まれていたのも、

怒りに拍車をかけた理由かな?などと邪推してしまった。

一つの失敗で全人格否定という感じと、

怒り狂っている言い訳を傾聴しながら、

 いじめに気がつかずに、重大事件となって、

 気がつきませんでしたと謝罪している教育者を連想してしまった。

もう一人の、教師は

 規則をたてに会議の不参加を責めてくる。

 公式的ではない対策講義は、専門ではありませんとドタキャンしても。

 

 医師である私には、優先順位がある。

 ①生命の危機があり、私の存在で救命できそうなときは、

                          無理をしてでも従事する。

 ②多数を集めた予定の講義、講演は時間通り実行する。

 ③その他大勢の立場に私がある会議の参加は、

①②がかさならなければ、義務を果たすために参加する。

管理的教育者は、規則の順守が第1優先事項のようで、

まず第一番目に規則を破ったことをなじってくる。

その後も、理由はどうであれ、

理解しましたよと言いつつ、情状酌量を認めず責め立てる。

教育現場は、始業式に始まり、夏休み、冬休み、終業式、そして上級生へと

スケジュール通りが危機管理上最も重要なことかもしれないですね。

医療現場は、不意の来襲、待機が支配し、無理、、無駄が多い。

預かった命が無事に一日を過ごせたことが何よりありがたい医療現場と

管理的教育者との優先順位の差を感じ、

規則の順守を言う立場は尊重し、理解しても、

優先順位は ①,②、③の順番ですね。

  

 

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ドガ 日曜美術館 光と影のエトワール

2010-10-18 17:04:10 | 日記・エッセイ・コラム

絵以外のドガについて、17日の放送で初めて知識を得た。

視力が落ちてから、光の柔らかい室内でバレリーナを凝視して、

表現のために独創的な方法で描き続けたこと。

出演された、評論家三浦雅士さんが、

"凝視に凝視を重ね、バレリーナの本質を見抜いた優しいまなざし”と表現した

≪14歳のバレリーナの彫刻≫にたいする考察

音楽、メロディーがあると表現されたこと。

視力の低下、失明しながらも、表現したいというドドガの熱意に圧倒された。

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さりげなく切り捨てが起きている

2010-10-16 16:15:14 | インポート

宮城県の中規模の病院の神経内科から、

右片麻痺を来たした脳梗塞の治療を終了し、

原因は、血小板数の増加によると診断された73歳女性が受診した。

実は、T大学病院には、3年前血小板増多で紹介、受診されていた。

本人、家族は、診断、治療方針不明で、

通院を続けなけらばいけないかどうかの説明もないままに、

通院しなくなった。

そして脳梗塞を発症した。

今回、T大学病院へ、中規模の病院から通院内容を問い合わせ、

その回答は、

”患者、家族が検査、治療をきぼうされなかったため”であったと

紹介状に記載されていた。

当院への受診入院加療を希望されて来院された患者、家族の態度からは

T大学病院の回答をそのまま受け入れられない。

大学病院医師の態度に、困惑し、通院しなくなったか、

予約が無いままの中断ではないかと思えた。

農家の一家で、朴訥、寡黙。

特に患者は、虚弱で、低い声で、話す速度が遅い。

T大学病院の医師のスピードについて行くのは大変だっただろう。

T大学病院の血液科の医師は、無治療の顛末を予想できなければならない。

患者、家族の態度のための結果と言い放つのは問題だ。

反省はないのだろうか!

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余命を悟り、伝える のは重要

2010-10-11 11:41:47 | 健康・病気

生を得た限り、

万人平等に、避けられずに与えられるのは死

死に向かって動き始めた生理的変化を感じ取りながらも、

別れの言葉をのべ、覚悟して死を迎える患者には感謝したい。

一見は元気だが、

自宅に帰りつく前に不帰の人になりそうと推察する医師である私の前で、

なんとか帰してほしい、帰宅の許可をといわれると困惑してしまう。

死という別れがやむを得ないのだという覚悟で、

今までの、現生の付き合いに感謝の言葉を述べつつも

食事もとり、血圧も低下せず、呼吸困難もなく、意識は清明な状態であると、

別れが近いから、感謝の言葉を述べてくれたのだろうと思うが

どうして今、別れを感じさせるような、寂しいことを言うの!まだまだでしょ。

と思い、不意にこん睡状態に陥った人に遭遇する度に

生き続ける体に戻れない、肉体の変化を感じることはできるのだろうと思う。

幸せなことであったのは、父、母の死を間近で凝視できたことであった。

最期の息を引き取るまで、魂の動きが感じ取れたことであった。

父は約1週間、家族に別れの覚悟と、愛と、

まだまだともに生きたかった無念を伝えて去っていったし、

朝日を浴びた母の眼は、

閉じられた瞼のなかで、活発に動き始め、

その動きに気づいた私が、”おはよう”と声をかけたら、

眼をとじたまま、おぼつかないながら”おはよう”と応えて、

その後は、深い眠りに入りのまま数時間後に息を引き取った。

人が死を迎える間際まで、肉体活動より、

精神活動、魂は現生の人に応えてくれるレベルにあると、

両親の死から教えてもらったことである。

患者と、近近に控えた死と、残された時間をどうしたいのかという

覚悟に満ちた語りが出来たらなと思うが、

表現に満ちた言葉があふれかえらなくてもいいから

常とは違う感覚を伝えてくれたならば、応えることもできようか?

治療で久しぶりに入院のために来院したのに、

併発していた血球貪食症候群がコントロール出来ず、長い付き合いの末、

帰せ、帰せと狂気の様相を呈したまま旅立った患者を思い、心患っている。

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偶然の一致?

2010-10-05 19:45:09 | 血液専門医宇塚善郎

旧知の懐かしい人が、今日は3人も院長を訪ねてきました。

戦時中、疎開でお世話になったという方をご招待。仙台は初めて。

60年前23歳の妙齢の心の内にある姿を、弱視の目に重ね合わせて。

20年余前にBMTを施行し、

しばらくたった夏の日に、家族の中で一人だけ食中毒にかかり、

救急車で来院し、冥土の旅路寸前から生還。

今年、無事定年を迎え、第2の職場に就職で活躍中。

2度も命を救ったことを感謝して、親戚が栽培している梨を携え、

元気な顔を見せてくれました。

もちろん梨は、入院患者にもふるまわれました。

もう一人は。12年前に、仙台から転勤した方が再び仙台に。

今は、パワーポイントで済ませられる簡便なスライド作成ですが、

十数年前は、毎回、講演をする度にスライドつくりでは修羅場をとなりました。

なぜかぎりぎりになり、原図は出来上がっても、

フィルムの現像に時間を要するので間に合わなくなります。

原稿も書かなければならないので、取りに行く暇がなくなります。

猫の手でもなんでもいいからという状態です。

こうなるといやな顔をしない人を、神妙な顔でお願いします。

背に腹は変えられない切羽詰まった状態を何度も救ってくれた人が

前触れなく来られました。

同じ日に3人とは!

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