4月23日のヘウレーカのタイトルは、「サボる“アリ”はいないのか?」http://www4.nhk.or.jp/heureka/x/2018-04-25/31/33961/1426004/
集団生活の維持のために仕事をしないアリがいるのは知っていたが、
5000万年の進化の過程で獲得したアリの分業生態には、驚き、感嘆し、新しい視点が手に入った。
アリにのめり込んでいる出演した2人の方の、アリの観察眼のこまやかな視線と、
又吉直樹氏の対応のギャップも、これまた楽しかった。
サボるという表現は、アリの社会では不適切表現とおもう。
大きな巣のありは、95%は働きアリ。
小さな巣のありは、90%はお休み中。
社会構造の選択をした結果だろうという。高度成長期の日本”24時間働けますか””というコマーシャルがTVで流れたと記憶している時代。働いて、働いて、物質を手に入れることができれば幸せの、呪縛から逃れられない日本の社会システムと対比して考えると、感慨深い。
アリと人間の種の保存、遺伝子のバトンタッチの違いが、血縁だけではない、次世代への情報の伝え方などにも話題が拡がり、
原稿を書くことでの次世代への、遺産というか残しているという考え方は、独身者にとって心ほっこり。