NHK BShi の”シリーズ世界遺産” は同時代の世界遺産をつなげてくれ、遠く離れた、つながりがないような地域の共通性、人間の普遍性、そしてやはり地域の特殊性が感じられる。
25日は、ルネッサンスであったが、ルネッサンスのはしり
イタリア フェラーラ は、
で教皇でもなく富を得た エステ家の治世では、
宗教に曲げられない、科学的根拠による発言ができ、コペルニクスを生んだ。
神の世界は、時間がなく距離感もない絵画表現、人間世界は遠近法で描き差を出していた。
日本では、天皇、公家から武士の時代に移り、
松岡正剛さんがコメントしていた。
”死にざま”を、武士の世界では
”もののあわれ”では無く”あっぱれ”としたのだという 。
活版印刷の話も興味深い。
それ以前は、”正しい”ものは存在しなかったのかもしれない。
宗教説話も、音楽も。
印刷された楽譜が流布することで、間違った演奏はできない!
という意識が生み出されていった。
変幻自在な世界は遠く去り、窮屈な正しい世界が蔓延し始めたということで、
一般庶民にとっては、やはり利点、と自由を手に入れた印刷技術の流布でしょうかね。