当直明けの今朝、
「ひかれた猫は、家の猫に似ているのだけれど確認してくれる」という。
確かに、ありふれた特徴がなく、兄弟らしい猫は多いがと怪訝に思おいながらも去来するものがあった。午後、自宅に戻って目にした亡骸は、不安が的中していた。
きわめて強い衝撃で、右頭部著しい挫傷。右の牙喪失。
自宅前の道路は、ゆるやかな田舎道で制限速度は30㎞。
日中でも、夜間でも車に乗っていて、猫だったり、狸に遭遇することはあったが、事故には至っていない。運転する人は、このぐらいの速度で、前方を見ていれば避けられます、といっている。
迷い込んで居着いてから約半年。まだ1歳にもなっていなかった”アイ”。
傷の具合から、60㎞ぐらいの車にぶつけられ、その後もバウンドしたであろう傷も認められた。楽しい散歩の途中の即死だったのかな、と思うしかないです。
運転手は、何も感じず、通り過ぎて言ったのでしょうか
弱虫メメは、遊び仲間のアイをさがしている様子で落ち着きません。
寝ているメメにちょっかいを出しても無視されるアイ。仲良かった腹違いの姉妹でした。
予防接種に行っても、「元気にあふれたアイちゃん。弟はいりませんか」、と動物病院のマダムからも声をかけられた、溌剌とした目、そしてピンクの鼻。記憶の中だけになってしまいました。
2月19日の”燦”の失踪の痛手からも回復できないでいるのに、鉄ブラシでの顔舐めに閉口していた、じゃじゃ馬凜々子のアイまで。
小さな事故で、身体不自由で幾たびかの手術にも耐えた”ノリ;祝”
片足先を失ってしまった”チムル”
生後半年のかわいい盛りだった”チャピー”
名前付きの野良”ツチ”は自宅前の道路で交通事故。
病院となり奥の事業所の社員の猛スピードではねられた、病院の野良
”チビ” ”アルファー””ミュー”
整備された道路に不慣れで”ノノ親子”2匹、
引かれた猫がいると連絡があって引き取り、葬場に連れて行った猫は
引っ越してからの17年の間にどれほどの数になっただろうか?
ここ数年、飛ばしてくる車が増えて、歩いていると風圧を感じたり、
身の危険を感じる車の通行が増えてきている。
道路整備に伴い、猫の交通事故死は、ここ数年急激に増加。
外の自由を知ってしまった猫を、家に閉じ込めておくのも忍びなく、ジレンマです。