連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

NHK フランケンシュタインの誘惑 ナパーム弾:

2019-05-11 09:07:37 | 日記・エッセイ・コラム

ルイス・フレデリック・フィーザー(Louis Frederick Fieser, 1899年4月7日 - 1977年7月 25日)によって1943年に発明されたナパーム弾の最初の戦場での使用は、日本だったのか!と5月2日の放送で認識した。焦土と化した東京。

開発費は520万ドル、開発に携わった有機化学者は6名。それに引き換え、原爆は20億ドルの開発経費、発明に携わった科学者は2万人弱。https://www4.nhk.or.jp/P3442/x/2019-05-09/31/30490/1760006/

いずれも製法は、公開されているし、ナパーム弾は安くできる。より殺傷能力を高める工夫も、高度なな知識が無くても出来そうということで、貧者の戦闘兵器といわれ、どうやら歯止めがかからず世界各地の戦場で使用されているという。

フィザーは、国家に貢献するための兵器として開発したので、「ナパームの開発者として、責任を感じることはない」と述べた。

人を大量に殺戮するために開発したのだから、人の大量死を目の前にしても、責任を感じないという精神性に慄然とする。

目的に邁進するときの倫理性の喪失に陥る危険は、すべての人に内在する。糾弾する側は、される側の立場の逆転は常にある。

 

NHK ニュース9で、ある新入社員時代の上司から受けた行為に対し、後年謝罪されたけれど、その謝罪は、その行為に対してだけで、被害者は”その後の人生すべてを奪われてなので、謝罪は全く心に響かなかった”ということを、聞いた後だったので、なおさらに、科学者の発明が、その後の全人類に影響を及ばすということと呼応してしまった。

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フランケンシュタインの誘惑から二コラテスラ:孤独死

2019-05-06 16:40:27 | 日記・エッセイ・コラム

5月2日のNHK フランケンシュタインの誘惑で、取り上げられたテスラ。「ゆがめられた天才 幻の世界システム」

4月25日放送の「脳を切る “悪魔の手術”ロボトミー」は、学生時代の精神科実習で、電気ショックと共に嫌悪感甚だしきものだった。

いずれも、科学者のエゴイスティックな自己理論追及邁進の恐ろしさを描き出している。

理想を追い求めるあまり資本家から見放され、いつしか「マッドサイエンティスト」と見なされカルト的な信者を生み出したテスラは、

伴侶を求めず、友人を失い、老いては、公園の白い雌バトを慈しみ、その死後は、という後で86歳の生涯をみとられることなくホテルで死後発見された、というストリーをつけられていた。

”孤独死”ということになろうかと思うが、家族がいても孤独死はありうるし、

高齢独居のわたくしも、なるべくならば、自宅でひっそりと息を引き取りたいと願っている。

いろいろなシステムがあるが、まもなく死にますと連絡をつけらずに息を引き取り、

数日後に発見されても、やむを得ずと思っている。

生き方が、独り住まいのくらしを満喫して生きてきているので、

必然の死に方だと思う。

看取られて、特に愛する人に見守られての臨終の場を求めるならば、それなりの生き方を準備しないと出来ないと思う。

夫婦が同じ日に死ぬのは事故でもなければ。伴侶に先立たれた人は、愛する子供、孫に見守られて、ですか。

フランケンシュタインの誘惑は、毎回厳しい問いを突き付けられる番組です。魅惑的な番組でもあります。

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