連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

自然の変化に合わせる

2010-05-27 20:18:47 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりにお天気おじさんというより自然博士の倉嶋厚さんの話を伺った。

桜の木は自然の変化に合わせて、毎年、毎年咲き続けている。と話された。 

思い出したのは、、コンピュータ関連の仕事で働いていた時代に、

思いもかけず白血病、

しかもフィラデルフィア染色体陽性の最悪のリンパ性白血病になり、

化学療法、骨髄移植をへて、

漁業を営んでいる家に戻り、しばらくしてからのこと。

自然を相手に暮らしているので、

自然に合わせて、待つ、耐えるということを学びました。

以前の自分は、なんだったんだろう、と不思議な気がします。

といった、患者を思い出した。

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一期一会

2010-05-24 12:30:59 | 血液専門医宇塚善郎

宇塚院長は、免疫学者多田富雄先生の著書を時折、朝の朝礼で引用する。

料亭で、会食後、玄関で、料亭の女将から、一期一会と思い、心からおもてなししました。といわれたので、この料亭には二度とふたたび訪れまいと思ったという。

客をもてなし、利益を得るのが料亭。経済的執着と無縁とはなりえない。

今日を限りの出会いであるので、すべての執着は今日を限りとする

というのが一期一会である。 

朝礼を聞いた職員は、料亭の女将並みだったので、一瞬の空白、戸惑いがあった。

多田富雄先生は、知っての通り能に堪能である。

天鼓は、鼓の名手であった子を殺した皇帝に対する恨みを許す父、

怨念で、漂っている霊が成仏する 演目が多い。

今日を限りに、○○○○○○。

いかようにでも、あすを生きる。

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口蹄疫感染拡大;

2010-05-19 19:59:25 | 健康・病気

口蹄疫感染が宮崎県で蔓延している。

3月には、異常のある牛に対して、口蹄疫感染の疑いを持たなかったという。

病気が、毎年発生せず、長い年月を経過して発生した場合、

直接経験したことが人は、記載されている症状と対比しながら

感染を確認することになる。

宮崎県の家畜保健衛生所職員が、典型的な症状がなく、

口蹄疫感染を念頭に置かなかったということは、

医療現場でも人ごととは思えない。

感染症をいかに早く気がつくか

アウトブレイクをいかに早く断固として主張できるか  です。

2003年末、香港で死者をだし、

2004年ベトナムでは、今までにない感染症として早期から、

隔離対策をとり、パンデミックを未然に防いだ、

”鳥インフルエンザ” が好例です。

日本では、結核は、過去の感染症となりつつあり、

結核を直接診たことがない医師が増えたころに、

新たな感染者が増えたのは記憶に新しいことです。

油断禁物、災害は忘れた頃にやってくる!

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植物が与えてくれるつながり

2010-05-15 13:04:01 | 日記・エッセイ・コラム

宮城学院内を、大学の新入生歓迎会で散策しました(プロムナードと呼称)。

建物に沿って、でも繁華な人の出入りが無い側に、ぎんランが群生。

記憶にある、きんらんかきらんはどうしたんだろうと気になりだしました。

しょうじょうばかまゆきささ(母が笹と間違えたのが思い出されます)、いちりんそう、ふたりしずかは絶えてしまいました。

長らく、季節ごとに訪れてくれた春の植物も、

繁茂する植物(あえて雑草とは言いません)と競争できるように

気にかけていないと、突然去ってしまいます。

紅のビロードのおきなぐさは、無骨な父が、いとおしそうに眺めていたのに、去年からどこかに行ってしまいました。

秋田から持ってきた小さなは、15年目にして、やっと花をつけました。

藤棚が、朝日しかあたらず、陽射しが足りなかったのでしょう。

でも、とうとう、隣の庭に伸ばした一日中、陽が当たる枝で花をつけました。

藤棚が朽ち果てる前に咲いてくれました。

南に向けて枝を伸ばし、

かって宿泊した、フィレンチェの、ヴィラ・サン・ミケーレの中庭のように

建物の壁に沿った枝に、沢山の花が咲くように

ことしから、アレンジした剪定を自分でしたいと思います。

庭の剪定を頼んだら、さし芽から育て、やっと実をつけたはないかだが

根こそぎ切られてしまいました。

白く咲いている最中の、銀杯草も、かわらなでしこ

雑草よろしく、取り去られ、いたく落胆しました。

自宅にいないので、意向をうまく伝えられないからとはいえ、

植物に対するセンス、愛着の違いに、毎年、

植木屋さんが、"雑木、雑草”と処分した植物がないかしらと気になります。

そして、目を楽しませてくれる季節になり、記憶のフラッシュバックで、

”なくなっている!”

"手いれをせずごめん” と、

体調不良、多忙を理由にしていた結果に、

目下、悲喜こもごも、忙しくも楽しく植物と出会っています。

宮学プロムナードでの出会いは、

ぎんらん、しゅんらん、ほていつくばね、ちごゆり、えんれいそう、るりそう、

はんしょうづる、白、紫な大小さまざまな菫、さるとりいばら(秋から冬の赤い実のほうが有名)、しふりざくら、けむりのき(多分)は、しもつけは、見ごろの出会いでした。

間もまく咲きそうな、まいづるそう、つわぶき、とりあししょうま。

葉での出会いは、においすみれ、かたくり、ほととぎす、おうれん、ふでりんどう、など。

白鳥が飛来する沼を初めて確認しました。

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交通事故に遭遇した血液疾患患者の外科処置

2010-05-05 10:39:11 | 健康・病気

2日夕刻に、右折時に直進車と衝突し、救急外来外科担当病院で、

緊急に縫合処置をしたが、じわじわと出血が持続していると受診。

左外耳道から鼓膜にかけての処置後という頭部に包帯を巻いた状態、

さらには左半身打撲で内出血を認めていた。

やむなく、経過観察のため外科はないが入院とした。

翌日になり、縫合してある処置について、処置先を受診するというので、

もちろん快諾(血液疾患については入院の必要性な無い状態)。

それからが、大変。

処置をしてくれた病院の外科で、緊急であったので院長が処置をしたが、

外科担当医としては、血液疾患を合併した患者の処置は行えない、と拒否。

初期治療の情報が無い。専門分野も外科、内科と大きく異なる。困惑、困惑

仙台では、白血病関連の血液疾患を合併していると

状態把握前に、診療できないという拒否は以前からあった。

糖尿病の患者が、事故にあったら、その後は?

脳梗塞後の患者が、事故にあったら?

心筋梗塞後の患者が、事故にあったら?

外傷処置後の、処置をしてくれないのでしょうか?

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診療報酬請求書提出準備中

2010-05-04 12:30:24 | 健康・病気

暮も正月も、ゴールデンウィークも関係なく、

健康保険の診療報酬の請求日は10日(オンライン化運用試用期間中は締切日が早かったが平常に戻った)。

請求事務のために、連休などは考えられない。

当院は、造血器腫瘍関連の治療を行っているので、いきおい高額となる。

そのために、理由を書くことが義務ずけられている。

大学に戻り、血液疾患を専門としてから、

学会、親の死亡関連の行事以外、休日をとるという意識は皆無に近い。

頻繁に病院をあけることもままならないので、

医療の問題を論じ合う学会からの通信記事を、メールで受け取っている。

先ほど受診した内容は、少しでも広まればと思うので、抜粋したい。

行政刷新会議による"事業仕わけ”で、

診療レセプトに要するコストに関連して、

審査コストが高いのは、保険点数制度が1000ページを超える分量で定められていて、あまりにも複雑過ぎるからです。決して、支払い基金や国保連合会の現場の人たちがさぼっているからではないのです。

【本当の「不正請求」は限りなくゼロに近い】

もちろん、健康保険料は一種の税金のようなものですから、これを架空請求する医療者は厳しく罰せられて当然だと思います。しかし、審査現場では、医療費削減のために「請求金額の3%を一律に削れ」という不条理な指示が堂々とまかり通っているといいます(土田ひろかず参議院議員の著書『オムツがとれない日本の医療』(総合法令出版)より)

 

ですから、現状のレセプト審査では、

書類上の細かな文言のチェックを執拗に行います。

万が一、記載不備や病名漏れがあった場合には、

実際に診療行為を行なっているにもかかわらず

「診療報酬をだまし取った」として医療機関に

「不正請求」の濡れ衣を着せているのが実態なのです。

よくぞ、言ってくれた。よくぞ分析して投稿してくれたと思う文章でした。

悪意の「不正請求」を行っている医師なんていない

効率偏重の事業仕分けでは見えてこないもの

2010.04.27(Tue) 多田 智裕  http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3308
からでした。

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虚しさと上質なユーモア

2010-05-03 20:25:01 | 血液専門医宇塚善郎

朝礼で、院長宇塚先生は

漱石の俳句 すみれほど小さき人にうまれたし を引き合いに出して

虚無の心を往復しながら毎日を過ごしている。

表は、虚でも、裏は上質なユーモアで、、裏を表にして毎日を過ごしている。

30代のころは、どうだったか?

大きな咳をしたら、かごの鳥が驚き、止まり木から落ち

           猫は逃げ出し          

           犬は吠えた。

愉快に思って笑った時代には,

無かったような気がする心、虚の中を生きている。

細胞膜の分子は1秒間に1000万回位置移動をしているそうな。

虚は実なりという感じがする移動力。

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