予定された元号、天皇の退位。時代が変わる。
平成回顧番組も沢山。
世界で最も長く続いてきた家系という、世界に誇って良い、日本民族の有様を示していただいている天皇家と、私は思っています。
休日らしい休日、連休を取れるのは、血液疾患を専門分野とした昭和52年以来初めてで、終了せずに途中になっている種々をかたずけようが、連休期間中の予定で、時代の変わり目に何を思うか?最後の晩餐アンケートなどの報道でも、何事も思い浮かばずにすごしてきました。
平成最期の日は、出勤で、勤務先に向かう途中の地下鉄車中で、突然、浮かんできたのは、
時代を超えられず、
時代を超すことを叶えてあげられなかった、
若くして亡くなった患者のことでした。
所要のために無菌室内のカーテンを超える時には、〇〇様のお通りだと、
純白のウエディングドレスで、昇天していった〇〇ちゃん、
その日の苦しみを取り除くために行った治療が、今も不治の白質脳症となって、幼児のようなあどけさをまとって、幼子を残してなくなった〇〇ちゃん。
分子誘導薬の出現で、出血リスクから回避できるようになった、前骨髄急性白血病だった、
美しい奥様を残して亡くなった,〇さん
夜回診で食事前に会話中、突然口から血を吐きながら亡くなった、〇君
妊娠中だったけどの〇さん、
分子標的薬の出現で、骨髄移植しなくても、楽々ほぼ完治したであろう〇〇さん
時代の変わり目を共に過ごせない家族を思い出しながらいるのだろうなと思うのです。