連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

家出だろうな

2012-02-20 11:48:45 | ペット

2月14日 夜から燦(サン)が戻ってきません

季節柄、落ち着きなく外に出てからです。

各所に連絡

事故のあった気配は近隣にはないので、不安を抱えながら過ごしている飼い主です。

20120207230700001 20120211173600001

20120211224500001 写真を撮ってからすぐに失踪。

震災後の取り巻く環境の後退、停滞感

寒冷季節の高齢化社会の暗示など も相まって、

去勢手術後の3匹の雌猫

歯が抜けた、よだれの垂らし放題で、頸部リンパ節腫脹、歯肉腫脹猫;ラダー

燦ときょうだいの泣かない、臆病なメメ

燦にまとわりついていたアイ。  は、外に出てもすぐ戻ってきます。

おっとりしていそうでも、小さな土ネズミ、雀など毎日、毎日連れ帰り、

家の中でもてあそぶので、家なか大混乱の果ての乱雑状態でしたが

手のかからない静寂は、

寂寞、空虚の混じった喪失、無力、気落ち状態です。

戻ってこなければ、ずっと記憶とともに、ひっそりと捜索目線が続くのでしょう。

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ルドン;画風の変遷……

2012-02-19 16:22:53 | 日記・エッセイ・コラム

3.11震災後はすっかり出不精になってしまいましたが

教え子の結婚式参加のため東京に出向きました。

開宴まで、ロケーションが良い三菱一号館美術館で時間つぶし。

大きな花束 購入記念の ”ルドンとその周辺 夢見る世紀末”展です。

ルドンの絵は、めだま、首からうえのオルフェウスとかの人物像、色彩鮮やかな花束

と断片的、一点鑑賞的認知度で、不思議な存在でした。

第1部 ルドンの黒

大きな邸宅ペイルルバートで里子として過ごした孤独な幼少期が、作風に影響したらしい。

第2部 色彩のルドン

色彩が現れた時期は、結婚。そして孤独な幼少期を過ごしたペイルルバートは人手に。

オルフェウスの死  目を閉じた人物像など、おだやかで、瞑想的とも違う思索的で

色彩あふれた花束と目玉とが結びつかない。

まあ、一面的な人生などあり得ないですから。

第3部 ルドンの周辺 象徴主義者たち

モロー、ゴーギャン、ドニの作品群と思いがけない出会いであった。

画家の仕事、絵を描く。自分の思いを表現し、残る。

研究者の表現は、論文を書いて発表すること?

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平清盛 再認識

2012-02-14 10:47:23 | 日記・エッセイ・コラム

NHK大河ドラマ 平清盛関連のニュースで、 現在の日本の海外貿易への貢献、

一族の殺戮がないなどの人物像を新鮮に受け止めている。

同時に、後世が語り伝えている偏見に起因するのか、

勧善懲悪的庶民の軽佻浮薄に起因する

演劇的誇張を真実と思い込むような喧伝の結果か

同じように曲解されたのは吉良上野介

その元は、仮名手本忠臣蔵 

吉良様のお膝元は、名君としてお慕い申し上げ、

昨今名誉回復的報道がわずかながらもあり、真実に近づいたと安堵でしょう。

今年のNHK大河ドラマ 平清盛は、きたない、低視聴率と報道されていますが、

登場人物像の切り込みに、私としては興味津々です。

母宗子が、忠盛に、どうしようもない孤独を抱えた方と感じたとか、

鳥羽上皇、中宮となる得子など。

残された資料、時代背景から、人物を膨らませていく筆力はすごいです。

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子猫が寒さで居着きました!

2012-02-11 21:25:09 | ペット

20120210ai昨年末から外でけたたましく泣いていましたが、寒さがつのってきた1月末にとうとう家に入り込み、いつきました。隈取めなのでeye(アイ)となづけました。女の子です。

120211_4メメは、アイの声に怖気づいて逃げ込んできましたが、今は仲良しです。女の子です。

120211_6燦。我が家で唯一男の子です。名ハンターで我が家の騒動の種です。新参のアイの面倒もよく見ています。

もう一匹、よだれだらだら、毛がよれよれの熟女猫がいますが後日お披露目します。





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期末試験の採点

2012-02-08 15:54:25 | 日記・エッセイ・コラム

解剖生理、診察診療学という講義の成績判定のために行う期末試験で、

文章中の空欄に専門用語となる単語を記述するスタイルで期末試験を行っている。

意図して少し長めの文章にしている。

模範解答以外の記述の答案は示唆に富んでいる。

健康な、医療に関係していない人々の、人体に関する知識の乏しさを認識し驚く。

医師として、病状説明の困難さを痛感する。

文章を読んでいけばこの解答はないだろうと思うと同時に、

日常の会話の乏しさを反映しての”この言葉”となったんだろうと思う表現もある。

しびれ:廃失性障害、

糖尿病の診断基準に入っている症状、口渇、多飲、多尿、(体重減少)のかっこ内を答えてもらうのですが、だるさ、めまい、ストレスなどなどの回答で、若くはつらつとした人の糖尿病に対するイメージを反映しているのだろうと思う。

大腸内の(細菌);不要物、老廃物 だという。排泄した時のイメージですね。

漢字の誤記;胃→肺に、 肺→肝に、肺→脾臓 

喉頭→口頭

舌にある有郭乳頭は 有部乳節。確かに節と言えば節。

コピーライターなど独創的な言葉を駆使する職業に就く独創性がある?かといえば?

記入式の採点は、単語の羅列といえども今後どう教えていこうかという指針を得られる。

教える私の強調の度合いも反映している。素直な学生。

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源氏物語初版本?千年前のスタイルは?;和本への招待を読んでいて

2012-02-05 16:26:38 | 本と雑誌

和本への招待;橋口侯之介著 角川選書 を読んでいる。

父の影響で、書に関心があり、その関連で筆、和紙などへの興味の連鎖で読んでいる。

知っていることも、知らないことも、あたりに漂う歴史的背景などまことに興味深いことが満載の本。その中から

千年前の『源氏物語』を復元する  というタイトルのなかから

源氏物語の原典は残っていない。写本のみ。物語はどうかかれたのか?

推理小説といってもいい内容の本です。

千年前の表記ルール

そのなかで、56ページの小見出しに

枠にはめない「ゆるやかさ」 とありました。

仮名が制約のない書き方だったことに由来する。

写経や漢籍は、文字を書く枠=界線が引かれる。中国の伝統である。

仮名は、文字に枠をはめず、行取りを決める書き方。   

「伝統は守る」のだが「ゆるやかに」継承していくことだった。

法令で決めてしまい、それに従わないのは誤りだという発想は近世までの日本にはなじまなかった。

ゆるやかさ」こそが、一方では様式を尊重して守るが

他方では新しいことに挑戦して変化をいとわない。

美的な感覚があって表記された。

平安時代の<みやびやか>は、 現在と異なるニュアンスであったと書いてある。

「風流」は、踊りと結びついて中世の芸能に。「過差」は、ぜいたく、華美。

風流、過差は、いずれも怨霊を沈めることと関係していたとの記載で、

大きくうなずき納得です。

現在、自分を華美に飾るのは、他人から畏怖されたい願望なのでしょうか。

正月の晴れ着は、神参りのため。その意識は、どれほど残っているでしょうか?

提灯を持った年長者を先頭に、正装して神社詣での記憶はかすかに残っています。

この本を読んで記憶の底から浮かび上がりました。

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