湿度を一定化するために…北斗市・本社
家づくりを行い住んだ人の快適さは、家族でも個々に感じ方が異なるものです。
その快適さを数値で表したのを快適度数(PMV値)と云います。
快適度数とは、住む人の90%以上の方々が快適だとする生理的な統計学だそうです。
暖房においては気温20度、冷房時の気温26度、更に湿度50%前後としています。
更には、空気が1秒間に15㎝ほどの僅かな動きと、室内気温と床面、壁面、天井面の表面温度が同一になる事が、輻射熱100%で快適度数の高い根拠となります。
確たる気密性能と断熱性能がなければ、床面と天井面、壁面温度は一緒になりません。
気密と断熱性能の劣る窓は、「コールドドラフト現象」(冷気が絨毯のように床面に下がる)が大きくなって、快適度数を低下させます。
このように室内を常に快適な空間に維持するためには、家に気密や断熱性、窓の機能と性能、更には暖房や冷房の機器選定などが重要な要素となります。
私達の「ファース工法」は、開発当初から快適度数にこだわって構築してきました。
家づくりで高気密高断熱にすると温かさは、担保されますがその分、湿度が低くなります。
湿度は「%」と言う割合で表記しますが、気温と言う器の抱えている湿気の割合です。
気温を上げても湿度の低くならない住宅システムは他にありません。
加湿器を幾つも使うと乾燥季でも湿度を保持できますが、給水やカルキ粉除去など手間が掛かるだけでなく、カルキ粉の健康問題も意識しなければなりません。
ファース工法は、シリカゲルを水の吸放出できるように処方して家屋内に200リッターもの水を吸放出するようにして、湿度の一定化を図っています。
画像は、ファース本部本社の執務室の温湿度計で気温25度、湿度20%を示しています。
多くの職場は、このようにカラカラ乾燥状態の中で仕事をしていると思われます。
せめて住宅だけは、湿度管理の出来る「ファースの家」に住みたいですね。
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