豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

創業者経営者と経営理念…北斗市

2016-08-30 17:44:37 | ファース本部

私のような創業経営者の多くは、自分の起こした事業が、社会や世間に対してどのように貢献するかなどと、崇高な理念を持って行動を起こした訳でありません。
そのような次元に辿り着くのは、本当の経営とは何なのかと言う現実に気付いた時です。

創業者の苦労話が後世に美談のように言い伝えられる事があります。
ところが最初から大きな志で創業する人などは、ほぼ皆無に等しいと思われます。
喰うため少しでも多くの稼ぎや報酬を得るために行った行動に過ぎません。

そもそも創業時には、苦難や試練などだと思う余裕すらないと言うのが現実です。
たった独りで起業した会社は、仲間が2人3人に増え、4人5人、そして何十、何百人と増えて行くと、組織的な管理運営が不可欠となります。

大勢の人々で構成する企業は、組織的に連携し方向性を一本化するために企業理念の統一をはかる必要が出て参ります。それが「経営理念」になるのでしょう。
「経営理念」を持たない経営は、多くの無駄を抱えざるを得ません。

真の「経営理念」は、社員や取引関係者に企業の方向性をしっかりと明示する事で、関係者が心をひとつに統一する事が出来るようになります。
しかし、現実に地域密着する工務店に「経営理念」などを持たない所が多く存在します。

この厳しい時代に地域工務店として存続していること自体は、経営者の神通力、求心力のみが作用しているようです。
ところがこのような神通力も、時代潮流とともに色褪せてゆく場合もあります。
やはり自分が迷った時の指針にも経営理念の確立は必須と思われます。

さて今日は台風のため多くの予定変更を余儀なくしました。
写真は現在の北斗市本社の外の様子です。これから風雨が強くなるのでしょう。
明日は東京と群馬県に移動します。

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