豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

経営者の辛さと遣り甲斐…北斗市・本社

2023-04-09 16:16:00 | Weblog
経営者の辛さと遣り甲斐…北斗市・本社
今日4月9日土曜日は、車で2分の場所で「ファースの家」構造見学会を行っています。
華やかな完成見学会とは異なり、地味な工事途中の構造部位を見て貰います。
本当に快適な家に住みたい人は、出来上がった完成見学会より構造見学会に足を運びます。

ファース工法は、私が昭和60年に創案し、何年も練り込んで平成元年に構築しました。
スプレー発泡断熱材で木造住宅を造ったのは、確実に日本で初めてです。
当時は、確認申請書が許可されませんでした。

認可審査機関であるIBEC(住宅建築省エネルギー機構)から、ダメ出しを受けたからです。
そのIBECから正式認定交付まで丸4年間を要し、平成5年4月に日本で初めてこのスプレー発泡断熱工法は認定交付されました。
人の遣らないことを始めて遣るには、大きな抵抗力を超越しなければなりません。
IBECの審査官は、大学教授で構成していますが理屈が嚙み合い、エビデンスを揃えれば公的認定を交付してくれます。

ところが住宅業界に多くの既得権があり、猛反撃を受けました。
特に樹脂スプレー発泡材は、可燃物でもあり危険断熱だと散々なバッシングを受けました。
確かにグラスウールより火を点けると燃えますが、極力燃え難い素材で構築し、火が点いてもファイヤーストッパー(特許工法)で燃え上がらない工夫も施しました。

この執務室(写真)で起案して実験室、研究開発室で繰り返し試験を行い何年もかけて構築しました。
現在は、全国各地のFAS加盟工務店がファースの家を建築しています。

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