豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ファース工法専用外断熱ボード…北斗市・本社

2023-06-26 17:18:41 | Weblog
ファース工法専用外断熱ボード…北斗市・本社
躯体(柱・間柱・梁・桁等)の外側に断熱材を張り付けるのを「外断熱工法」と云います。
断熱材の八倍も熱を通す木材の外側の断熱は、断点がないだけ有効になります。
しかし断熱貼り付けの施工が難しく、床と壁、壁と天井や屋根との合わせ目が要点です。

色々な外断熱工法は存在しますが、この取り合いに苦労しています。
画像は、私達のファース工法に用いる外断熱ボード(ファースボード)です。
アルミ箔の張ってある部分を外側、内側にはクラフト紙を使用しています。

アルミ箔部分が通気層になり、外気が受ける日射熱や冷気を遮蔽する機能を持たせました。
内側のクラフト紙には、内側からスプレー発泡するエアクララの強力密着を促します。
ファースボードの施工では、多少の隙間が生じても樹脂現場スプレー発泡施工のエアクララで完全に密閉されます。

気密測定をすると隙間相当面積係数0.2、0.3くらいになります。
これは、サッシ突合せやバラスのビートからの漏気です。
このくらいの気密性能を確保しなければ調湿(湿度管理)は出来ません。

床下に敷設した300㎏くらいのファースシリカ(シリカゲル)の吸放出作用で、ファース工法の家屋内の湿度を一定化させる機能を持たせています。
ファースシリカ300㎏とは、約200リッターの水を溜めるキャパシティです。
木材や調湿建材もありますが、200リッターもの水を保有する機能などはありません。

梅雨時や乾燥時季、高温多湿の時季には、ファースの家で体感してみてください。
調湿の出来る家づくりには、このファースボードが不可欠な専用断熱部材なのです。

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