北海道の家の多くは、断熱気密が行き届き一定以上の暖かさを保つ家が殆どです。
私が子供の頃は、朝起きると布団の上に薄っすらと積もった雪を振り払う事もありました。
木造の家の多くは、外壁を下見板と云われ、幅15センチ、厚さ1.2センチの木板を下から順々に重ねて貼って行きますが、下から見ると板の切り口が見え、それが語源と思います。
内壁は羽目板と云いますが、板の板目の文様が色々な形に見え、芸術的な感じにも思えます。
実際は、突合せで打ち付けており、乾燥して少しずつ隙間が大きくなるものです。
当時、断熱材などはありませんでした。氷点下の猛吹雪になると乾いた粉雪が家の中を舞っています。
慶応大学教授の伊香賀先生や首都大学東京名誉教授の星旦二先生などが調査研究している、家の暖かさと健康寿命では、北海道の健康寿命が長いと云う数値が出ています。
それは、北海道の家には断熱材がしっかり充填され、隙間もなく暖かいからです。
ところが北海道から津軽海峡を渡った本州では、極端に断熱気密性能が劣ってきます。
まして九州南部では、断熱材の充填されていない住宅が多く存在しているのです。
本州南部と云えども真冬には、気温5度を下回る日々が続く事も多くあります。
断熱材の入っていない家は、暖房機材のある部屋と部屋では気温差が大きく異なります。
真夜中に温まった布団から出てトイレに行く際や、居間から浴室で入浴する際にヒートショックで脳疾患、心疾患で重篤な病気や亡くなる人も少なくありません。
今や住宅の断熱化は、省エネ目的から完全に健康保持が目的となりつつあります。
住宅の断熱が悪くて病気なった患者さんは、その医療費負担も膨大となります。
私も敬愛する「#星旦二」先生の著書に「ピンピンコロリの法則」(写真)と云う本があります。
「元気で長生き、亡くなる時はコロリと逝く」その生き方が書かれています。
ファース・グループの工務店さんも星先生の研究を尊重して家づくりを行っています。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」「#フクチホーム」