高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

テレビ放映後。

2006-06-09 | メディア

 水曜日のムーブで、無事に浪速の伝統野菜の特集が放映されました。

 予想通り、私も一応映りましたが、コメント無しのほんの数秒間。撮影時にうまくコメント出来なくて、どのように放送されるのかドキドキしていたので、コメント無しに逆に少しホッとしました。今回は、伝統野菜とささゆりの里を取材してくれただけで、とても嬉しい事です。

 流石、会の代表の笹井さんは落ち着いていたし、いつも通りに話しておられました。ただ、毛馬胡瓜の生産者さんのコメントに、甘いとか・果実のような風味、みたいなことを言っていたけど、それは少し大袈裟だし、もっと別の毛馬胡瓜の特長があるだろうに、と思いました。

 伝統野菜にしても、有機栽培の野菜にしても、野菜は野菜なのです。作り手や保存方法、調理の仕方で、全然変わってきます。マスコミ向けに美辞麗句を並べることは簡単なのかもしれないけど、もっと本質的なことを伝える事が出来ないと意味ないです。

 前にも書きましたが、別に有名人になりたいとは思わないけど、正しい事はちゃんと知って欲しいと思います。私は、それが知りたくて自分の足を使っていろいろなところを訪ねたり、学んだりしています。そして、学ばねばならないことはまだまだあります。変な情報を流されるくらいなら、自分が伝えることをしたいと思っています。そして、その表現方法は、料理人の私にとっては「料理」なのです。

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