高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

フランドン農学校の尾崎さん

2006-09-25 | 農業・食育・食文化について

 前大阪府有機農業研究会、現日本有機農業研究会理事の尾崎零さんを主人公にした、長編ドキュメンタリー映画です。映画製作の鵜久森さんや監督の高橋さんは、「奇妙な出来事アトピー」(1991)などのドキュメンタリー映画を撮られていて、地球環境映像祭環境教育映像賞や日本映画復興奨励賞・日本記録映画作家協会賞などその活動は、大変高い評価を受けておられます。
60918_164300  尾崎さんは大有研の前代表で、私の有機農業活動の恩師でもあり、良き相談相手でもあります。今から30年程前から有機農業に取り組まれ、活動も行って来られました。そんな尾崎さんの日常を描いた映画です。映画の 詳しい内容は、こちらで。 http://slowcom.fc2web.com/furandon1.htm 9月18日に行われた大阪の上映会では、全70席の4回公演がほぼ全て満席で、中には立ち見の時もあったようです。   上映会終了後、尾崎さんや映画撮影スタッフ、大有研の世話人さんなどで食事に。
鵜久森さんとは、活動を普及させることの大切さやそのプロセス、方法なんかをお話させて頂きました。監督の 高橋さんは、この映画で環境問題・農業・命の大切さが伝われば、とおっしゃってくださいました。
 ほかにも、久しぶりに会うことが出来た世話人さんや独自に有機農業活動に携わる方との出会いがあったりと、途中 までしか参加できませんでしたが、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 尾崎さんは10年程前に、スタッフに映画を撮って下さいと御願いしに行ったそうです。ですが、お金がかかるからと実現はしませんでした。今回の映画が出来るまでの10年間、尾崎さんの地道な活動が流れをよび、今回の撮影に至ったのです。そう、初めから注目されていた訳でも、相手から声が掛かるのを待っていたのではなくて、自分で動き続けたことの努力が実ったのです。

 最後に、映画の中で尾崎さんは、「自分をコントロールする。」という言葉を何度か使っています。今すぐに結果が出なくても、思ったとおりの結果でなくても、しっかり観察し・検証し・行動に移す。自然に対しても、人に対しても。

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