高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

イル・チプレッソさん訪問。

2006-06-03 | オススメなお店

 先日、天満にあるイタリアン イル・チプレッソさんで食事を頂きました。

 オープンして間もない時に何度か食事をした事があったのですが、それ以来。もう、4,5年ぶりですかねー。当時はご夫婦での営業でしたが、今ではスタッフ増え、大阪でも有数の繁盛店なのです。

 料理は前菜やメインなどから自分の好きなものをアラカルトで選んだり、コース仕立てにしたりといろんなスティエーションで楽しむことが出来ます。

 私は主に野菜を前面に出した、料理をチョイス。

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右から、玉葱のロースト・水茄子、アスパラなどとプロシェットのサラダ ジュレ添え・玉葱のスフォルマート。

どれもシンプルながら、一手間加えて野菜の美味しさを感じることが出来るお料理です。

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 メインは、茨木産子牛(ほほ肉・タン・サンシッチャ)と野菜のボッリード。

自家製ソーセージなどの肉の旨みと付け合わせの筍や玉葱・ブロッコリーを、マスタードや干し無花果のマリネと共に頂きます。

 料理はどれもシンプルながら、ちゃんと手間が掛けられていて、本当にたくさんの野菜を美味しく食べる事が出来ます。オーナーシェフの高嶋さんはいろいろと生産者さんを訪ねたりと、良い食材を追求することで業界では知られているので、やっぱり素材の活かし方が上手ですね。

 和食には無い、野菜の使い方も凄く勉強になります。意外と和食では、野菜の生食が少ないのです。なので、以前から自分が作る献立の中には、そのようなものを取り入れたいなと思っていました。水茄子の糠漬けも美味しいですが、折角大阪の生産者の方から産直で送ってもらえることが出来る環境にあるのだから、生で食べても美味しい水茄子を味わってもらいたいですからね。

 また、メインの付け合わせのように、多くの野菜をたっぷり食べれるのも良いですよね。これも、和食にはない魅力ですね。ベースは和食ながらも、良質の野菜をたくさん食べてもらえるようなお料理を作りたいので、イル・チプレッソさんのようなお店は、とても良い刺激になりますし、勉強になります。

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