読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

揚梅(やまもも)の熟れる頃

2009年04月05日 19時09分25秒 | ■聴く
宮尾登美子著,横浜カセット文庫発行。 人の一生は,他人から見るとありきたりに見えるとしても,多くの場合,本人にとっては波瀾万丈なのではないでしょうか。ましてや,小説に登場する主人公は,取り分け描くに値する状況があり,それが読者を惹き付ける要素になっているのだと思います。また,一方で,平板な人生に見えて,人の心の中に分け入り,その深く広大な世界を示す作品もあります。 本作品は,その両方の要素を含んで . . . 本文を読む
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