読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

紅梅

2009年04月07日 20時22分24秒 | ■聴く
安西篤子著、横浜カセット文庫 幼くして父を亡くし、美しい母の手で育った児玉新之助は、母が新妻を里に帰したと聞かされて・・・。母の豊かな愛情で育った子が、妻を娶り心が妻に傾く。しかし、母は子と異なる視線で嫁を見ていた。そうして、初めて子が母を女として意識する。そうした構図が物語の背景に感じられました。 私自身の経験からも、母親が一人の女性であるということに気付くには、それなりのきっかけが必要です。丁 . . . 本文を読む
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