読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

漆芸-日本が捨てた宝物

2009年04月03日 18時38分05秒 | ■読む
更谷富造(さらたにとみぞう)著,光文社新書119 中々に爽快で明快な主張が込められた著作でした。作者は,京都市立日吉ヶ丘高等学校漆芸科を卒業後,漆芸家の門下となりしばらく修行しましたが,幅広い技能の習を目指し,ある会社に働いてサラリーを得ながら,デッサンや彫刻を勉強します。漆芸は非常に専門化(分業)が進んでいるので,著者のように木地作りから塗り,螺鈿細工までこなせる作家は極少ないとのことです。そう . . . 本文を読む
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