読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

遊戯

2011年03月08日 20時14分30秒 | ■読む
藤原伊織著、講談社刊 藤原さんらしい、相変わらず、ほの暗いトーンの物語です。陰を引きずった主人公と、少しばかり変わったヒロイン。その二人の魂が少しずつ惹かれ合って行く。そんなステップと平行して、奇妙な、違和感のある出来事が生じる。それは、ぼんやりとした出来事の連続であったけれども、次第に焦点を結んで行き、ある種の不気味さが姿を現して行きます。 本書は、そうしたストーリーの頂点で、作者の死により未完 . . . 本文を読む
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