読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

驟雨/CD

2011年06月05日 06時22分58秒 | ■聴く
吉行淳之介著、朗読:渡辺謙、新潮CD発行 私が生まれた1954年に直木賞を受賞した作品だそうです。昔、テレビに出演していた吉行さんをボンヤリと記憶していますが、ダンディな方でした。 さて、本作の印象ですが、私の苦手とする「文学」特有の、丁寧で陰影に富んだ心理描写が延々と続きます。中盤までのその描写は、理屈っぽい感じがします。娼婦に次第に心を傾けて行く主人公の心の動きと、ボンヤリした娼婦の真実の輪郭 . . . 本文を読む
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