読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

黄金の世界史

2011年09月22日 21時29分02秒 | ■読む
増田義郎著、小学館刊 実に面白い書籍でした。著者は文化人類学者であり、ラテンアメリカ歴史学者でもあるそうですが、本書は金という視点から人類の歴史を俯瞰しています。古代文明から説き起こし、オリエント時代の中東から中国に至る圏域での海上貿易、ローマ帝国が勃興してからの地中海周辺の文明を加えた交易の過程、更に、中世での中東地域とインド、中国間の流通過程。ヨーロッパ諸国が、香辛料や陶器などの東方の文物を希 . . . 本文を読む
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