読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

サルツルギの亡霊

2013年07月28日 16時14分00秒 | ■読む
神山裕右著、講談社文庫刊 神山さんは佳作のようです。下記URLによれば、出版されているのは、まだ三冊のようです。1作目の「カタコンベ」はしばらく前に読み、荒削りながら魅力的な作品で、24歳の作品とは思えないしっかりした取材に基づいた作品であると感じました。 本作は著者の2作目の作品です。親の再婚で兄弟となった弟が主人公です。そして、生まれ持った性向と屈折した生い立ち故に、上手く社会と折り合いを付け . . . 本文を読む
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