「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

美崎栄一郎著、ナナ・コーポレイト・コミュニケーション刊
久し振りにハウツー本を手にしました。読後知ったのですが、本書はビジネス書大賞の一位を受賞しているそうです。著者の提案のユニークさは、メモを取る小さなノート（メモ帳）と様々な記録を記入する母艦ノート、スケジュールを記入するスケジュールノートを使い分ける手法です。
理系の頭脳らしく、デジモノも徹底的に使い込んでいて、今の技術では、記録やスケジュール管理の基本はアナログのノートに限る、との結論に至ったようです。しかし、スマートフォンやデジカメも柔軟にリンクして使いこなしています。
知人に、人柱の典型のような人物が居ます。いつでも時代の最先端のモノをいち早く入手し、鼻の穴を大きくして見せてくれます。私も人のことはとやかく言えませんが、彼には遙かに遠く及びません。そしてそうした人は、効率や不合理を無視して、最先端のデジモノに取り組むのです。例えば、重役のスケジュール管理のために、グーグルでスケジュール管理をし始めましたが、ネットに接続出来ない事態になって大騒ぎしても、決して懲りません。
一方、本書の著者は、飽くなき好奇心とバランス感覚に優れているので、本書は遊び心満載ながら、中々に実践的な提案に満ち溢れています。残念ながら、私の仕事のスタイルとは異なることと、私もオタクで、提案内容で実践していることが多かったのですが、それでも、スマートフォンで資料を画像保存する方法と、受信したメール活用出来るよう、そのメールのタイトルを若干修正して判別のタグとし自分のスマートフォンへ転送する方法は、非常に良いアイディアです。
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ＵＲＬ => http://www.note272.net/
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評価は４です。