伊藤亜聖著、中公新書刊
本書は、コロナ禍が始まった初期に執筆が完了し、2020年10月に出版されたようです。
その時点での、新興国でのデジタル化の状況を多面的に概観し分析しています。
その現象を、世界的なデジタル化の中で位置付けると共に、地域毎に異なる社会・経済・政治の各分野への影響を分析し、課題と解決の方向性を示しています。
最後は、デジタル化が著しく遅れている日本の進めべき方向と、現実的で具体的な選択肢を提案しています。
今日の経済の理解に、デジタル技術の理解が不可欠なことに、本書を読んで気付きました。
網羅的でありながら、現実に立脚した広い視野から執筆された良書と思います。
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○伊藤亜聖
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評価は5です。
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