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水戸市の藝文ギャラリーで2021.11.28まで開催されている美術展を見ました。
前期と後期の二回の展示でしたが、初めて見る有線七宝の美しさに魅入られました。
板谷波山の陶器の柔らかな文様の表現に似た、植物の様々な文様が美しく描かれた器は、どの作品も端正で美しい。
この端正さと美しさはお人柄故なのか。
作成方法は、下記リンクの三つ目に概略が示されています。
会場で流されていたビデオを見ると、森さんは、三つ目の釉薬をのせる事を三度行うと行うとおっしゃっていました。
下絵に沿って、銀の細い板を載せて固定し、その中に、様々な色の釉薬を流し込む訳ですが、区切られた中に、何色かの釉薬を流し入れるので、その境界はそれぞれの釉薬が滲み合い、美しいグラデーションが出来ます。
その一方で銀線がはっきりとした境界となるわけですが、森さんの作品は、銀線も、植物の茎などとして文様の要素となっています。
息を詰めて見てしまいました。
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○有線七宝 森千鶴子展 ○森千鶴子 ○有線七宝
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評価は5です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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