都築政昭著、朝日ソノラマ刊
黒澤監督の「赤ひげ」の製作過程のドキュメント作品です。既に同じ著者の「黒澤明と「用心棒」」は読みましたが、本書は、その5年前の2000年(平成12年)に出版されたものです。「用心棒」のドキュメントにも感銘を受けましたが、本書も脚本の製作過程、キャスティング、美術、撮影、音響など、製作現場の執拗で入念な行き詰まるような雰囲気が伝わってきました。「用心棒」の時よりもスタッフへの要求水準が高くなっていたようで、その実現には一方ならぬ苦労があったようです。また、黒澤さんが作り上げた製作スタイルが、詳細に解説されていますが、読んで納得しました。世に氏を「天皇」と呼ぶ時代があったようですが、功成り名を遂げた黒澤さんが、あくまで良い作品を作り上げるために、全身全霊を込めて製作に立ち向かった故の厳しさが妥協を許さず人々に恐れられた故の呼称であったのでしょう。
映画「赤ひげ」は大分前に見ましたが、本書を見てほとんどの場面は思い出すことができました。それ程心に残った作品であったということです。本書も映画に劣らぬ素晴らしい出来でした。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/都築政昭
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評価は5です。
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黒澤監督の「赤ひげ」の製作過程のドキュメント作品です。既に同じ著者の「黒澤明と「用心棒」」は読みましたが、本書は、その5年前の2000年(平成12年)に出版されたものです。「用心棒」のドキュメントにも感銘を受けましたが、本書も脚本の製作過程、キャスティング、美術、撮影、音響など、製作現場の執拗で入念な行き詰まるような雰囲気が伝わってきました。「用心棒」の時よりもスタッフへの要求水準が高くなっていたようで、その実現には一方ならぬ苦労があったようです。また、黒澤さんが作り上げた製作スタイルが、詳細に解説されていますが、読んで納得しました。世に氏を「天皇」と呼ぶ時代があったようですが、功成り名を遂げた黒澤さんが、あくまで良い作品を作り上げるために、全身全霊を込めて製作に立ち向かった故の厳しさが妥協を許さず人々に恐れられた故の呼称であったのでしょう。
映画「赤ひげ」は大分前に見ましたが、本書を見てほとんどの場面は思い出すことができました。それ程心に残った作品であったということです。本書も映画に劣らぬ素晴らしい出来でした。
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