読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

妹の縁談/CD

2010年11月24日 19時42分20秒 | ■聴く
山本周五郎著、瀬能礼子朗読
両親と一緒に暮らす姉妹は、適齢期を過ぎている。苦労しているはずなのに、おっとりしていてすこぶる性格が良い。おっちょこちょいの姉としっかりした妹は、それぞれ器量良しだが、故あって縁づいていない。
そんな姉妹の妹に、ある時縁談の話が、姉にもたらされた。それぞれに相手のことを気遣う姉妹ながら、姉は一計を案じ、妹の縁談をまとめようとする・・・。
実は聞いていた時は山本周五郎の作品とは知りませんでした、なんか似てるな、と感じていました。こうして感想を書くためにネットで調べて、やっぱりそうかと気付きました。
山本さんの作品「おおたふく」などの作品群に分類されると思います。美人で性格が良くて控え目でけなげな女性を描いた作品です。このような女性は「ありえねー」のだと思いますが、何とも心が潤う読後感があります。女性は、性格が良く美男子で誠実な男性の物語を好むでしょうか?もしかしたら、それ程好まれないかもしれません。
朗読の瀬能礼子さんが良かった。奈良岡朋子さんに似た、落ち着いた深みのある朗読です。
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URL => http://www.t-echo.co.jp/renmei/actress/senou.html
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評価は4です。

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