城山三郎著、新潮文庫刊
戦前戦後を三菱系列の製紙工場で勤め上げて退職した後自由な生活に入り、念願の俳句を中心とした知的活動に精魂を込めて生きた永田耕衣氏の評伝です。世間の常識に囚われることなく、自身の尺度で渡世をしたその一生が瑞々しく描かれています。著者の丹念な調査の深さが窺える著作です。そして城山さんの独特の語り口が良い。淡々と足跡と作品を語りながら、そこから対象の奥行きの深さを描いています。著者のお人柄故の語り口だと思います。人の世であってみれば身過ぎ世過ぎから自由ではないものの、結局選び取るのは自分であることを痛感しました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/城山三郎
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
戦前戦後を三菱系列の製紙工場で勤め上げて退職した後自由な生活に入り、念願の俳句を中心とした知的活動に精魂を込めて生きた永田耕衣氏の評伝です。世間の常識に囚われることなく、自身の尺度で渡世をしたその一生が瑞々しく描かれています。著者の丹念な調査の深さが窺える著作です。そして城山さんの独特の語り口が良い。淡々と足跡と作品を語りながら、そこから対象の奥行きの深さを描いています。著者のお人柄故の語り口だと思います。人の世であってみれば身過ぎ世過ぎから自由ではないものの、結局選び取るのは自分であることを痛感しました。
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