
高橋幸春著、講談社文庫刊
著者は、学生時代から国を出て生きる運命を辿った人々に接する機会を得たため、独特の視点をお持ちのようです。そして、縁あってブラジルの新聞社に職を得たことから、日系移民の子孫である女性と結婚しました。その奥様が語る両親や祖父母のことや、日本の出身地でのルーツ探しを通して、本書を書くことになったのだそうです。
文庫本で440ページ程のボリュームですが、大正末期の日本各地からブラジルへ移民の人々が旅立つ光景から、物語は丁寧に描かれています。非常に多くの人々が登場し、それぞれが辿った歴史が克明に描かれています。余程掘り下げた取材と分析がなければ、これ程の作品は描けなかったのではないでしょうか。
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URL => http://blog.goo.ne.jp/gendai_premier/e/e690a786ee2710353a16db01a42c9959
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著者の良心と生き様が如実に映し出されて作品であると思います。
評価は5です。
著者は、学生時代から国を出て生きる運命を辿った人々に接する機会を得たため、独特の視点をお持ちのようです。そして、縁あってブラジルの新聞社に職を得たことから、日系移民の子孫である女性と結婚しました。その奥様が語る両親や祖父母のことや、日本の出身地でのルーツ探しを通して、本書を書くことになったのだそうです。
文庫本で440ページ程のボリュームですが、大正末期の日本各地からブラジルへ移民の人々が旅立つ光景から、物語は丁寧に描かれています。非常に多くの人々が登場し、それぞれが辿った歴史が克明に描かれています。余程掘り下げた取材と分析がなければ、これ程の作品は描けなかったのではないでしょうか。
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