2016年公開のアメリカ映画です。サブプライム問題によってアメリカの経済が崩壊しかかり、世界経済にも大きな影響を与えたことは記憶に新しい。私は日本のバブル期を経験しているので、当時のアメリカの好況に沸いている状況が日本にも影響しましたが、何となく居心地が悪い感じがしました。
バブル期には世間全体が浮かれていて、皆が消費に突っ走っていると巻き込まれてしまいます。アメリカもそんな雰囲気だったのでしょう。当時は、日本でも金融工学という言葉がもてはやされ、実体経済からかけ離れたお金がお金を呼ぶ流れに乗る動きがあったようですが、案外日本人はバブル崩壊を経験していたので、で用心深い見方の人も多かったのではないでしょうか。
本作はそうしたアメリカの経済状況下で、金融バブルを看破した男と、その情報に触れた二つのグループが空売りを仕掛けて、2年の後に成功した物語です。ノンフィクションを元に脚本を書き起こしているそうで、二時間程度にまとめた力業が冴えています。演出が良く出演した俳優も良かったのですが、単純な利益追求でなく、資本主義のルツボの中にあって強欲な資本主義を軽蔑ないし懐疑的になっている男達が良く書き込まれています。今までどうしてもぴんとこなかった「空売り」が、本作でようやく実感として理解できました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/マネー・ショート_華麗なる大逆転
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
バブル期には世間全体が浮かれていて、皆が消費に突っ走っていると巻き込まれてしまいます。アメリカもそんな雰囲気だったのでしょう。当時は、日本でも金融工学という言葉がもてはやされ、実体経済からかけ離れたお金がお金を呼ぶ流れに乗る動きがあったようですが、案外日本人はバブル崩壊を経験していたので、で用心深い見方の人も多かったのではないでしょうか。
本作はそうしたアメリカの経済状況下で、金融バブルを看破した男と、その情報に触れた二つのグループが空売りを仕掛けて、2年の後に成功した物語です。ノンフィクションを元に脚本を書き起こしているそうで、二時間程度にまとめた力業が冴えています。演出が良く出演した俳優も良かったのですが、単純な利益追求でなく、資本主義のルツボの中にあって強欲な資本主義を軽蔑ないし懐疑的になっている男達が良く書き込まれています。今までどうしてもぴんとこなかった「空売り」が、本作でようやく実感として理解できました。
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