夏目睦著、光文社新書刊
大分前に知人が変わった絆創膏を貼っていたので尋ねると、「新しい傷の治療方法を絆創膏に応用したもので、薬局で勧められ手購入した」とのことでした。「へぇ~」と思いましたが、たまたま小さな怪我をすることが多くなった際に、思い出して件の絆創膏を使用したところ、傷の治りが早くきれいに直るように思いました。本書の著者は、その治療法である湿潤療法を提唱した方でした。
本書の主張は、一見荒唐無稽に思えますが、読み進むにつれ納得の度合いが深まりました。一番びっくりしたのは、今日の栄養学が提唱する、炭水化物、タンパク質、脂質の推奨する摂取割合が、近年の摂取食物の構成割合から割り出されたものであり、その他の根拠がないことです。そして近年の食事形態は、人類の進化の歴史と食物史の上から見ると、きわめて短期間に形成されたものに過ぎないことも指摘しています。また、食物のカロリーの決定方法の不完全さと、栄養学的にみれば生存できるはずのない食事を続けている方の例を取り上げ、肉食から竹食(?)に変化したパンダの例を挙げています。
直ちに本書の内容に沿って食生活を変える気はありませんが参考になりました。少しずつ試したいと思います。
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URL => http://www.wound-treatment.jp/
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2014-0919/1.pdf
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
大分前に知人が変わった絆創膏を貼っていたので尋ねると、「新しい傷の治療方法を絆創膏に応用したもので、薬局で勧められ手購入した」とのことでした。「へぇ~」と思いましたが、たまたま小さな怪我をすることが多くなった際に、思い出して件の絆創膏を使用したところ、傷の治りが早くきれいに直るように思いました。本書の著者は、その治療法である湿潤療法を提唱した方でした。
本書の主張は、一見荒唐無稽に思えますが、読み進むにつれ納得の度合いが深まりました。一番びっくりしたのは、今日の栄養学が提唱する、炭水化物、タンパク質、脂質の推奨する摂取割合が、近年の摂取食物の構成割合から割り出されたものであり、その他の根拠がないことです。そして近年の食事形態は、人類の進化の歴史と食物史の上から見ると、きわめて短期間に形成されたものに過ぎないことも指摘しています。また、食物のカロリーの決定方法の不完全さと、栄養学的にみれば生存できるはずのない食事を続けている方の例を取り上げ、肉食から竹食(?)に変化したパンダの例を挙げています。
直ちに本書の内容に沿って食生活を変える気はありませんが参考になりました。少しずつ試したいと思います。
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http://www.wound-treatment.jp/new-data/2014-0919/1.pdf
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