
西畠清順著、徳間書店刊
花宇という花材の卸会社の跡継ぎが、自らの生い立ちと、顧客から求められる要望に沿う植物を探し求める仕事を紹介しています。
1980年生まれの著者は、父親の薦めによって世界を遊び回っていました。家業にほとんど興味もなく、サーフィンに明け暮れる日々。多分、何不自由なく育ったのだと思います。そうして、会社に社員として入社し、父親から人一倍厳しく、職人として鍛えられます。同僚からはやっかまれ、辛い日々が続いたようです。そして、ある時家を飛び出しますが、直ぐに帰宅。そして、前にも増して修行に打ち込み、無事、一人前の職人に育ちました。
本書では、数々の珍しい植物を紹介していますが、同時に会社の御曹司が、一人前の人間に成長して行く過程が描かれています。何よりも、周囲の人々や植物によって生長して行く著者の気付きと成長に、爽やかな感動を覚えました。
大きな仕事を成し遂げた裏には、本人のたゆまない努力と、父親の深い配慮が感じられます。本人はもちろん、その父親の在り方に感銘を受けました。
評価は4です。
花宇という花材の卸会社の跡継ぎが、自らの生い立ちと、顧客から求められる要望に沿う植物を探し求める仕事を紹介しています。
1980年生まれの著者は、父親の薦めによって世界を遊び回っていました。家業にほとんど興味もなく、サーフィンに明け暮れる日々。多分、何不自由なく育ったのだと思います。そうして、会社に社員として入社し、父親から人一倍厳しく、職人として鍛えられます。同僚からはやっかまれ、辛い日々が続いたようです。そして、ある時家を飛び出しますが、直ぐに帰宅。そして、前にも増して修行に打ち込み、無事、一人前の職人に育ちました。
本書では、数々の珍しい植物を紹介していますが、同時に会社の御曹司が、一人前の人間に成長して行く過程が描かれています。何よりも、周囲の人々や植物によって生長して行く著者の気付きと成長に、爽やかな感動を覚えました。
大きな仕事を成し遂げた裏には、本人のたゆまない努力と、父親の深い配慮が感じられます。本人はもちろん、その父親の在り方に感銘を受けました。
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