宮城谷昌光著、読売新聞朝刊連載
読売新聞の朝刊に2月から連載され、先日、第562回で終了しました。今から2000年前の中国は、漢王朝が滅び、中国全土が戦乱の中にありました。その時代にあって、地方の豪族に生まれた劉秀は、地道に農業に取り組み、大地だけでなく人々へも慈愛の心で接していました。その劉秀が都に勉学のために出立しますが、途中、後の妻となる陰麗華と運命的な出会いをします。そして、都で勉学の途上様々な人々と出会い、やがて、故郷に戻りますが、・・・。
中国の王朝の中でも英明で知られた後漢王朝の光武帝の若き日から王朝樹立までの過程を物語っています。とにかく難しい漢字が多く、また、普通の表記漢字ではないものを多用しています。
下記URLによれば、著者は、元々中国の歴史に関心が無かったようですが、独学で中国の歴史や漢字を深く学び、その知識を土台として物語を創造しているようです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/宮城谷昌光
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作者の他の著作を読んでいませんが、本作品は、主人公の人となり(性質)と人格形成の過程(青年期までの過程)を詳しく描いており、覇権を争う戦では、主人公の美質が勝利を招いたことを説明する以外は、ごくごく淡泊な著述でした。他の著作が、私の本棚で待機しているので、後日じっくりと作風を確かめてみたいと思います。
評価は4です。
読売新聞の朝刊に2月から連載され、先日、第562回で終了しました。今から2000年前の中国は、漢王朝が滅び、中国全土が戦乱の中にありました。その時代にあって、地方の豪族に生まれた劉秀は、地道に農業に取り組み、大地だけでなく人々へも慈愛の心で接していました。その劉秀が都に勉学のために出立しますが、途中、後の妻となる陰麗華と運命的な出会いをします。そして、都で勉学の途上様々な人々と出会い、やがて、故郷に戻りますが、・・・。
中国の王朝の中でも英明で知られた後漢王朝の光武帝の若き日から王朝樹立までの過程を物語っています。とにかく難しい漢字が多く、また、普通の表記漢字ではないものを多用しています。
下記URLによれば、著者は、元々中国の歴史に関心が無かったようですが、独学で中国の歴史や漢字を深く学び、その知識を土台として物語を創造しているようです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/宮城谷昌光
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作者の他の著作を読んでいませんが、本作品は、主人公の人となり(性質)と人格形成の過程(青年期までの過程)を詳しく描いており、覇権を争う戦では、主人公の美質が勝利を招いたことを説明する以外は、ごくごく淡泊な著述でした。他の著作が、私の本棚で待機しているので、後日じっくりと作風を確かめてみたいと思います。
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