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以前開放型の「ATH-AD900X」を購入し、気に入って使っていましたが、開放型故に盛大に音が漏れるので処分しました。今回購入したのは「ATH-A900Z」という型番で同じ様な型番です。ドライバの大きも同じの製品です。
密閉型のこの製品を欲しかったのですが、私が買い求めている値段の上限(20,000円程度)を超えていたので諦めていましたが、美品の中古があったので購入しました。
元々、オーディオテクニカのヘッドホンの音質が好みでした。低音が出過ぎないながら全体の中で調和する程度である為です。最も、最近は低音を強調する製品も出しているので、2015年11月発売開始の本製品はどのような音色か楽しみでした。
製品を横から取ったのが画像の上で、何とも趣味の悪い色です。画像左下はオーディオテクニカの特徴である「3D方式ウイングサポート」の構造がよく分かると思います。10年以上前に購入した「ATH-W5000」と変わらない構造です。
画像右下は、イヤーパッドがズレテいるように見えたのでイヤーパッドを外した状態です。
この画像で分かるように、音が耳の前方から聞こえるように、ドライバをやや後ろ向きに付けており、しかもヘッド部の縁も、前から後ろに向かって立ち上がっています。これで、イヤーパッドがズレテいるように見えたのでした。
この2つの仕組みによって、ドライバから発生する音が、やや前から聞こえるようにしています。ATH-W5000を調べると、この構造も全く同じでした。
音質は、クラシック専用に使っているATH-W5000は、低音がしっかり再生されるものの音量は控えめな為、クラシック以外では、良さが充分に分かりません。しかし、本製品は、低音から高音までまんべんなく豊かで広がりを感じます。逆に言うと、幾分まとまりのなさを感じます。
ヘッドホンを10本以上買い求めているので、それらをとっかえひっかえ聞いていると、だんだん特徴が分かって来てきます。例えば、好きなジャンルのアクション映画の際にはは、低音が豊かで掛け心地が楽な製品が向いています。
また、翻訳している2-3時間に聞くのは古楽が中心なので、低音が過剰だと疲れてしまいます。ジャズであれば、歯切れの良い音が良い。また、ボーカルが中心であれば、フラットな特性ながら声の帯域が幾分豊かで、擦過音が出ない物が良い。
結局、万能の製品は無いようだ、というのが今のところの感想です。中でも、城下工業の「SOUND WARRIOR SW-HP20-B」がほぼ万能ですが、特徴の無い音で、続けて聞いていると飽きる感じです。今回の製品も、長く聞いて適所を見付けようと思います。
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○価格コム ○アマゾン ○ATH-W5000 ○SOUND WARRIOR SW-HP20-B
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評価は4です。
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