キアーラ・フルゴーニ著、岩波書店刊
いわゆる暗黒時代と思われる中世時代に発明された品々を紹介しています。紹介の仕方が独特です。ほとんどの物が、当時の絵画などに描かれているものを添えて解説しているのです。また、発明者についての俗説の誤りや意図的な歪曲の経緯などについて、学問的な裏付けを基にして解説しています。へぇ~というものが多かった。
たとえばローマ帝国の時代に下着を着用する習慣がまったく無く、中世に用いられるようになっても柔軟性を欠く素材であったため、屈むために一旦んつり下げるものを外さなければならなかったことが描かれている絵を添えています。誠に微に入り細に入り絵を見聞しない限り気付くことはないような、ごく細部の表現です。
著者は中世ヨーロッパ史を専門とする大学教授だったそうで、聖フランチェスコに関する著名な著作もあるとのことで、翻訳された他の書籍を機会があったら読んでみたいと思います。
評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
いわゆる暗黒時代と思われる中世時代に発明された品々を紹介しています。紹介の仕方が独特です。ほとんどの物が、当時の絵画などに描かれているものを添えて解説しているのです。また、発明者についての俗説の誤りや意図的な歪曲の経緯などについて、学問的な裏付けを基にして解説しています。へぇ~というものが多かった。
たとえばローマ帝国の時代に下着を着用する習慣がまったく無く、中世に用いられるようになっても柔軟性を欠く素材であったため、屈むために一旦んつり下げるものを外さなければならなかったことが描かれている絵を添えています。誠に微に入り細に入り絵を見聞しない限り気付くことはないような、ごく細部の表現です。
著者は中世ヨーロッパ史を専門とする大学教授だったそうで、聖フランチェスコに関する著名な著作もあるとのことで、翻訳された他の書籍を機会があったら読んでみたいと思います。
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