読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

花菖蒲

2009年03月19日 19時45分13秒 | ■聴く
梅本育子著、横浜カセット文庫発行。
梅本さんの著作を初めて聞きました。少しミステリーな感じで始まりますが、ごく静かに物語が進んで行く時代小説です。後妻を亡くした兵庫屋伊兵衛は、「亡くなった奥様の昔の友だち」と自称する「おきの」という女に、しばらくの間身の回りの世話をしてもらいます。何となく不審に思いながら。
最後の四分の一で次第に真相が明らかになり、男と女の情の深さと悲しさ、そして伊兵衛の優しさに心打たれます。
ちなみに、ネットで調べたら、梅本育孝さんの情報がほとんど出てきませんでした。年齢は70代後半のようです。
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URL => http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kogun/kogun64UI.htm
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評価は5です。

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