帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)著、講談社刊
帚木さんの作品は、「閉鎖病棟」を読み、深く静かな感動を覚えました。それで、我が家には、読まれる時を待つ帚木さんの著書が何冊も待機していますが、本著がその次に読んだものです。下記のURLによれば、精神科医として開業しながら、質の高い作品を生み出しているとの事です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/帚木蓬生
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本作は1992年に刊行された作品で、著作リストで見ると、「閉鎖病棟」の二年前に書かれています。主人公は心臓外科の技術研鑽のため、アパルトヘイトの国、南アフリカに赴きます。そして、そこで白人として遇されながら、黒人に対する酷烈な差別に直面し、次第に違和感を抱き、自らの生き方を変えて行きます。下手をすると冒険小説になりがちな筋書きですが、静かに書き進め、人の良き一面を示し、人として在り方についての希望を表現しています。読後感が爽やかです。待機している他の著作に申し訳なく感じています。
評価は4です。
帚木さんの作品は、「閉鎖病棟」を読み、深く静かな感動を覚えました。それで、我が家には、読まれる時を待つ帚木さんの著書が何冊も待機していますが、本著がその次に読んだものです。下記のURLによれば、精神科医として開業しながら、質の高い作品を生み出しているとの事です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/帚木蓬生
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本作は1992年に刊行された作品で、著作リストで見ると、「閉鎖病棟」の二年前に書かれています。主人公は心臓外科の技術研鑽のため、アパルトヘイトの国、南アフリカに赴きます。そして、そこで白人として遇されながら、黒人に対する酷烈な差別に直面し、次第に違和感を抱き、自らの生き方を変えて行きます。下手をすると冒険小説になりがちな筋書きですが、静かに書き進め、人の良き一面を示し、人として在り方についての希望を表現しています。読後感が爽やかです。待機している他の著作に申し訳なく感じています。
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