あおぞらクラフトいち

水戸市の芸術館で開かれたイベントです。「水戸デザインフェスタ」として第２回目に当たるそうです。あいにくの午前中の雨で、昼過ぎに行ってみると、芸術館の屋根があるスペースで出店していました。小一時間程見て帰りましたが、その頃に、出展者が後から加わっていました。天気が回復してきたのでやって来たのでしょう。
さて、内容は若者向けのものがほとんどでしたが、陶芸などに、大人向けの落ち着いたものが見受けられました。まぁこんなものかな、という感じでしたが、その中に異質な展示があったのでした。「鉄筋コン打設団」を自称する若者四人組です。出品作品は、コンクリート製の貯金箱です。見づらいですが、左下の画像で、右下の家の形の２つの内、右側の屋根に鉄筋として金網が付いています。鉄筋入りの貯金箱！！画像右上のように構造計算書と設計図もある本格的なものでした。試行錯誤を経た力作で、型枠の選定や養生の方法など、小さいだけに苦労があったようです。コンクリートは肉厚が薄いと、気泡により強度が低下してしまうので、気泡の発生予防のため、風呂の湯気の中で固まらせたの事でした。ナール！
写真右下では５００円玉がスムーズに入るか否かを確認しましたが、このスリットをつくるのが、また大変であったそうです。ちなみに左下の画像の内、左上のでかいものは、硬貨ではなく紙幣を入れるための貯金箱です。ヘーッ！
聞き漏らしましたが、何で鉄筋入りの貯金箱かというと（想像するに）簡単には壊せないので貯金が確実に出来る、という事ではないでしょうか・・・。
そのような事を色々と聞きながら話していて、大変に気持ちが良く愉快な若者達で、清々しい心持ちになりました。ありがとう！！！
評価は４です。