読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

イプシロン、宇宙に飛びたつ

2015年04月23日 19時08分20秒 | ■読む
森田泰弘著、宝島社刊
しばらく前のニュースで、ロケットの打ち上げ直前に、システムの異常で発射が延期になり話題になったことをうっすらと記憶していました。打ち上げ前の点検をコンピュータが行うという画期的なシステムとのことでした。
本書の著者は、そのロケット、イプシロン開発のプロジェクトマネージャーを務めており、日本の固体燃料ロケットの歴史と伝統を紹介した上で、イプシロンの開発に至る経緯と将来の展望を語っています。誠に平明で明るい語り口ですが、本書のP162に「生きて内之浦をでれるとは思っていなかった。」とあります。著者の苦悩の深さが一瞬表出しています。画期的な技術開発を率いてきた著者の本音であろうと思います。
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URL => http://www.jaxa.jp/article/interview/vol58/index_j.html
     http://ja.wikipedia.org/wiki/イプシロンロケット
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを始めました => カメラまかせ 成り行きまかせ

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