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中村欽哉著、つげ書房新社刊
韓国旅行に備えた読書の三冊目です。第一章では韓国人の食生活全般を紹介していますが、基本的に、食べるのが早い、に集中して食べる、家庭で食べる時には喋ってはいけないなど、へぇ~、というトピックがたくさんありました。
第二章では、圧倒的な種類の料理が出てくる韓定食という料理を紹介しています。特に「九」という数の意味や、食事を残すことの意味が日本は異なること、食器に対する考え方、箸の使い方など、ここでもへえ~、というトピックが満載です。
第三章は、韓国料理の特徴として、ビビンバ(韓国での発音は「ピビンパッ」というのだそうですが)のように、とにかく混ぜて食べること、野菜の葉に包んで食することなどが紹介されています。また、日本では一般的な「おにぎり」が、携帯食であることから敬遠される傾向にあるそうです。
第四章では、韓国の料理の肝ともいうべき湯(スープ)を紹介しています。実に様々な種類がありますが、味付けを様々な調味料を加えて自分で整える点が特に日本とは異なっていると思いました。
そして第五章では、キムチについて紹介されています。キムチの作り方などが記されているほか、韓国が「世界に誇りうるべきキムチ」であって、輸出量が年々拡大しているが、実態は、日本での消費がほとんどだとのことです。
その他、実に様々な事柄が紹介されていますが、食だけでなくそ、その背景となっている文化の領域に踏み込んでおり、なかなかの著作であると思います。著者紹介によれば、著者は1942年に生まれ、出版社に勤務し主に歴史編修に従事したとのことで、1993年に退社後、執筆活動に、ということなので、51歳で退職したようです。著書を見ると、2003年の時点で、韓国に関する書籍を四冊出版しているようです。たとえば「韓国人が身勝手に見える理由」など、タイトルに独特の視点が感じられます。楽しみな作家が増えました。
評価は4です。
韓国旅行に備えた読書の三冊目です。第一章では韓国人の食生活全般を紹介していますが、基本的に、食べるのが早い、に集中して食べる、家庭で食べる時には喋ってはいけないなど、へぇ~、というトピックがたくさんありました。
第二章では、圧倒的な種類の料理が出てくる韓定食という料理を紹介しています。特に「九」という数の意味や、食事を残すことの意味が日本は異なること、食器に対する考え方、箸の使い方など、ここでもへえ~、というトピックが満載です。
第三章は、韓国料理の特徴として、ビビンバ(韓国での発音は「ピビンパッ」というのだそうですが)のように、とにかく混ぜて食べること、野菜の葉に包んで食することなどが紹介されています。また、日本では一般的な「おにぎり」が、携帯食であることから敬遠される傾向にあるそうです。
第四章では、韓国の料理の肝ともいうべき湯(スープ)を紹介しています。実に様々な種類がありますが、味付けを様々な調味料を加えて自分で整える点が特に日本とは異なっていると思いました。
そして第五章では、キムチについて紹介されています。キムチの作り方などが記されているほか、韓国が「世界に誇りうるべきキムチ」であって、輸出量が年々拡大しているが、実態は、日本での消費がほとんどだとのことです。
その他、実に様々な事柄が紹介されていますが、食だけでなくそ、その背景となっている文化の領域に踏み込んでおり、なかなかの著作であると思います。著者紹介によれば、著者は1942年に生まれ、出版社に勤務し主に歴史編修に従事したとのことで、1993年に退社後、執筆活動に、ということなので、51歳で退職したようです。著書を見ると、2003年の時点で、韓国に関する書籍を四冊出版しているようです。たとえば「韓国人が身勝手に見える理由」など、タイトルに独特の視点が感じられます。楽しみな作家が増えました。
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