読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

星々の船

2008年05月06日 08時27分16秒 | ■読む
村山由佳 著、文春文庫 刊の直木賞受賞作品です。家族の一人ひとりを丁寧に取り上げた6編の短編集です。私は恋愛小説を好みませんが、人を好きになる切なさが胸に迫りました。そして、ごく近しい家族であっても、互いに本当に理解することはできず、思いやることができるだけと・・・。作者は「あとがきにかえて」の中で、『人間、「自由であること」を突きつめれば、「孤独であること」にも耐えなくてはならない。』と語ってい . . . 本文を読む
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アイディアのつくり方

2008年05月04日 23時25分47秒 | ■読む
嶋浩一郎 著、ディスカバー携書 刊です。内容は、日常で見たり聞いたりして、感心したり、びっくりしたりしたことを、分類せずに記録し、少し寝かした後、一冊の手帳に随時書き込む。それを折に触れ見返すことで、書き込んだ項目同士が化学変化を起こし新たな発想を生み出すとのことです。著者は博報堂ケトルのCEOで、自称片付けられない人。「おわりに 集中力より、散漫力」と末尾に書かれています。ご自分の性格がうまく生 . . . 本文を読む
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残りのひとくち

2008年05月04日 20時12分36秒 | ■聴く
出久根達郎 著、中央公論社 発行、(有)オフィス・コア制作のカセット文庫です。出久根さんのカセット文庫はたくさんあるようです。ネットで調べると、この会社で制作しているのは18タイトルで、ほぼ半数がエッセイのようです。 この間、読売新聞の人生相談で出久根さんの登場がなくなったようだ、と書きましたが、最近2回掲載されており、うれしくなりました。 出久根さんのエッセイは、氏の豊かな人生経験と暖かい視線が . . . 本文を読む
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カバチタレ

2008年05月03日 05時56分45秒 | ■読む
モーニングKC刊、青木雄二 監修、田島隆 原作、東風孝広 作画の漫画です。かつて鉄腕アトム、鉄人28号や、萩尾もとの「ポーの一族」など、実に多くの漫画をよく読みましたが、もうしばらくは、読む気がしませんでした。だから本当に久しぶりに読みました。 善良で、ごく普通の主人公が、個人経営の会社を不当に解雇され、夜の巷で飲んだくれていた時に、行政書士である経営者に出会い、いろいろな体験を通して成長していく . . . 本文を読む
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