読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

マイクロソフト戦記

2014年09月17日 19時51分18秒 | ■読む
トム佐藤著、新潮社298刊
パソコンを使い始めて20年余りですが、昔は本当に敷居が高く、使いこなすまでには相当の努力が必要でした。特に MS DOS は面倒でした。今なら絶対無理。しかし、大量のデータをあっという間に処理でき、深く分析も出来たことから、達成感も深かった。
次の転機は何と言ってもWindous95の登場でした。3.1 は、様子を見ていましたが、95では WORD も EXCEL も本気で研究しました。その結果、以降の業務処理に大いに役立ちます。それにしても、随分とハングアップしました。半日の労力がパアになると非常に落ち込みますが、定期的に保存する習慣が身に付くまでに時間が掛かりました。
本書は、そうした私のパソコンの使用歴とほぼ重なっているので、非常に興味深く、あっという間に読了しました。トム佐藤さんを本書で初めて知りましたが、2009年に出版しているので、あるいは、こうした内輪話を明らかにできるには時期を待つ必要があったのでしょうか。
雑誌などの情報から、マイクロソフトの戦略はしっかりとしており、ビル・ゲイツの冷徹な判断により、着実にデファクト・スタンダードの地位を勝ち取ったのかと思っていましたが、本書によれば、内情はとんでもないことになっていたようです。当時を生きた人は、本書によって、様々なことを思い出し、納得できることが多いと思います。そうでない人々にとっては興味を持てない内容かも知れません。貴重な資料として評価できるのではないでしょうか。
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URL => http://mkt.bcnranking.jp/news/detail.html?id=13680
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評価は4です。
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