夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

追憶 恋人たち

2005年12月01日 16時00分10秒 |   私の小さな恋人たち
以前のブログ(2005年12月1日)からの転載です


岬にいて散歩などを始めると、近隣の農家のお爺さんやお婆さんたちが犬を連れて散歩しているのによく出会う。それもかなりの大型犬。
綺麗なアフガンファウンドをつれたお婆さんや、やさしそうな目をしたオールドイングリッシュシープドッグに散歩させられているお爺さんを見てびっくりすることもある。もしかしたら家に帰ると麗々しい出自の書類を持つ、私よりはるかに毛並みのいい犬たちかもしれない。

今の公団では無理だけど、岬ではもちろん象やライオン以外は何でも飼えるし、もし横浜に引っ越すのであれば庭があるので岬からこちらに来ても大丈夫。ってことで、俄然「ペットが欲しい」シンドロームを発症してしまった。

先日長崎に帰郷したとき、いろんな公園で野良猫をたくさん見たけど、ほとんどの猫が呼ぶと何の迷いもなくまっすぐにこちらに走ってくる。頭をなで、喉をさすってやると、ごろごろと地面に寝込んでしまい、もっともっとっていつまでもせがんでいる。あっちでも、こっちでもこれらの猫たちを置き去りにしたくなくて、なかなか立ち去り難かった。そんなこともこの重態の病状に拍車をかけたのだろうか。



大きな犬を飼って、時たま横浜に来て、みんなに見せてやろう。
「お前ら都会人は、こんな大型犬は飼えないだろう。
散歩させる空間を持ってないから。
だからお前らはペットの代わりに恋人を持つんだろう。
ざま~見ろ。」ってね。

別に雑種でもかまわない。と、言うより、今まで血統種の動物は実家から来た柴犬がいただけ。気持ちが通じればなんでもいい。でも蛇はいや、怖い。(あれ?もしかして天狗さんが聞いていたら、お金も、若い、かわいい、やさしい女も怖いからね。)
などと考えていたら、昔の彼女たちのことが思い出されて、涙、、涙。。。