夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

上手すぎる  ニューイヤーコンサートとアンナ・ポリカルポヴァ

2006年01月01日 09時27分14秒 | 芸術・文化

ウィーンフィルのニューイャーコンサートを見ています。
ウィーンらしい弦の勝った音。
今や一流のオーケストラで自分の音を堅持しているのはここだけかなって思っています。
他のオケはどこも外国人を取り、いろんな音、解釈が混じってしまい、どこのオケを聞いてもそれとわからなくなりました。
弦が勝ったオケといっても、チェコフィルなどの柔らかさとは違った華やかな音。
昔はそれぞれのオケがそれぞれの音を持っていて、聞いてすぐわかったのに。
木管のしっとりした音のオケ、金管の華やかなオケ、それぞれが楽しい時間でした。

コンセルトヘボウのヤンセンが指揮をしていますが、そのうちウィーン人の指揮者でやるときには家を売っても聞きに行きたいですね。リハーサルは絶対に聞きたい。楽友会にコネの効く友達がいなくなる前に、早くそんな時がくればいいですけど。


でもこの間にはいるバレエ、上手い、上手い。
特にソロを踊っている二人。
見事ですね。
字幕にはソリストってでましたけど、ノイマイヤーが出てたので、最初はもしかしたらシュツットガルトにいたマリシア・ハイデかなって思いましたけど、彼女はもうかなり歳でしょ? 多分その線はない。誰だろうってとても気になりました。
ソリストたちってレベルじゃないような気がする。
あれはプリマの踊りじゃないかな~。などと思いながら見てましたけど。判った。
ハンブルグバレエのアンナ・ポリカルポヴァ(Anna Polikarpova)、 絶対彼女だね。
マリインスキーで勉強してきたロシア人だけど、もう10年以上ハンブルグにいてノイマイヤーの作品を踊ってる人。
上手くって当たり前。
    (姿を見たければダンスマガジン2005年4月号の表紙に出ています。50ページの左上にも写真ありますよ。)

厳密な意味でのウィンナワルツかと問われれば、答えに窮しますけど。
でも上手いよこの人たち。


今朝はオペラ座のバレエ学校のコッペリアで凄いと思いました。

今日は嬉しい驚きの連続。