夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

七夕と中秋の名月

2006年08月10日 20時50分57秒 | 日記
ところで昨日の満月の話題。
ふと気がついて、それじゃ今年の中秋の名月はいつなんだろうと、検索をかけました。なんと、10月6日が中秋の名月。旧暦の9月13日は今年は11月3日に当たるそうです。
なんでこんなに遅いのかと思いましたら、今年は閏月があるのですね。(そういえば禊の話でそんなことがでていましたね、きちんと読んでいないのでほかの事にリンクできなかった)
と、いうことは七夕ももう一回あるわけで、それは8月30日でした。よかった。その日の晩は空けておこう。



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2 コメント

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ついでに、 常娥 (赤い風車)
2006-08-10 20:52:17
前回の日記の「楊貴妃でなくても良かったのに」は

もちろん私は常娥さんのことを指していたのですけどね。

以下はどこかに書いたものの転載ですけど、

くどくどと念を押しておきます。



楊貴妃でも常娥でもかまいませんよ。



雲母屏風燭影深

長河漸落暁星沈

常娥應悔偸霊薬

碧海晴天夜夜心

    李商隠



きゃらを貼った屏風に影が深く映り

銀河は傾き、明星も沈もうとしている

常娥は霊薬を偸んだことを悔やんでいるに違いない

海のような青い空を夜毎眺めているのだろう
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ついでに「天の原。。。」 (赤い風車)
2006-08-10 20:53:58
別なブログに仲麻呂の詩を返されまして、それへのレス





>天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも

以前にちょっと触れていましたけど、阿倍仲麻呂が中国で望郷の念に駆られながら詠んだ歌ですよね。

彼が中国語で作ったこれの元詩(あるいはこちらが後かもしれませんが)が

望月望  

        晁衡(=阿倍仲麻呂)

翹首望東天,

神馳奈良邊。

三笠山頂上,

想又皓月圓。



  月を望みて を望む



首を回して東の空を見る

そして奈良の都のとこと思い出す。

三笠の山の上に

  これと同じような丸い月が出ているのだろうなと



彼の友人であった李白は彼が帰国の時に船が沈んで死んだとの報に接して、こんな詩を作りました。



哭晁卿衡

李白

日本晁卿辭帝都,

征帆一片遶蓬壺。

明月不歸沈碧海,

白雲愁色滿蒼梧。



晁卿衡を哭す  



日本の晁卿  帝都を辭し,

征帆一片  蓬壺を遶る。

明月歸へらず 碧海に沈み,

白雲愁色  蒼梧に滿つ。
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