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一月ほど前に「夜も昼も ヒルザキツキミソウとアカバナユウゲショウ」というタイトルで岬の昼咲月見草と赤花夕化粧を紹介しました。
その折に竹下夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を、宵待草のやるせなさ」の宵待草は待宵草の誤りでって書いていましたけど、きょうはそのマツヨイグサを紹介します。
待宵草よりも月見草として普通知られている花ですね。
マツヨイグサもオオマツヨイグサも、ヒルザキツキミソウもアカバナユウゲショウもすべてアカバナ科マツヨイグサ属の花です。
あのころはマツヨイグサはほとんど見ませんでしたけど、今や、田んぼの畦に可愛い黄色の花を咲かせています。夕暮れの淡い光にこの花の色と形はなんとも言えずマッチして、いや、自然の造形はすばらしいです。
マツヨイグサは花が3センチくらいからせいぜい5センチくらい。茎も細くてしなやかで、いかにもやさしい雰囲気を持っています。
最近は少なくなってきたって言われていますけど、岬では結構あっちこっちに蔓延っています。
これに対してオオマツヨイグサは花も8センチくらいと大きく、茎もずいぶんと太い。たくましさを感じさせるような花で、こちらは太宰治の「富士には月見草がよく似合う」という表現にぴったりですね。
これはそのうちに見つけてアップしましょう。
夕方の、つきみそう(?)は色が淡くみえてちょっと寂しい、、、でもそれが好きなんですけれど。
ふじにつきみそう、いいですね。
富士にオオマツヨイグサなんて、口の中がごろごろしてしまう。
ただこのときの月見草は上でも述べていたように、この写真のマツヨイグサ(月見草)ではなくオオマツヨイグサだというのです。
マツヨイグサはあくまでたおやか。(もっとも岬ではその生命力はかなりなものですけど、全体としてみれば、ヤマトナデシコと同じで絶滅傾向にあるそうです)
オオマツヨイグサは茎も小指くらいはあり、花も大きく、勇ましいです。こちらも含めて月見草ということもあるようですね。