夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

もう終わりにさしかかりましたが、、

2018年05月22日 04時09分39秒 |  あなたの鼓動、華


もう終わりにさしかかりましたが、ちょっと前まで、散歩の出がけ、終わってからの帰りには素晴らしく、陶然とした気持ちに包まれていたのです。
それの正体がこれ。

冬の間には水仙や梅。
水仙はこの辺の農家がたくさん植えているんですね。特に散歩の行きかえり、崖の上を歩いていると下からの風に運ばれてふわっと匂ってくる水仙の香りは、夢見心地にしてくれるものでした。
梅も、農家が観賞用ではなく、実をとるために梅林を育てているので、その間の小道は疲れを忘れさせてくれる。

でも、気持ちが嬉しくなるのはこれだけではありません。
ほとんど一年を通じて、私の散歩の疲れを忘れさせてくれるものがたくさんあるんです。
そのなかでも、私にとっていちばん最高なのが蜜柑の花ということなんですね。
この辺は蜜柑で町おこしを企画したことがあるので、あちこちにミカン畑があります。
我が家のアプローチにも2か所ほど。
農家にとっては、それほどの実入りにはならなかったかもしれません。実を残したままの蜜柑もけっこうたくさんあるのですけど。
でも私にとっては運がよかった。

そして、これが終わると、今はスイカズラの匂いに包まれています。
これからはバンマツリ、クチナシ、、




毎日の散歩。
本来なら大きな手術を何回か受けなければならない私の体ですけど、
この歳で今更って、だましだまし使っている毎日。
散歩が私の健康にとってとても大切なものになっているのです。

チビ太が家に来たのが発作の起こるちょうど1年前。連休直後でした。1,2日しかずれてないんですね。
なんだか、背後霊さんが私のためによこしたみたい。
発作までの一年、それまで運動とはほとんど関係がなかった私が、毎日朝夕の散歩に付き合わされて、
たぶん、それで病気を乗り越えられたのでしょうね。

そして退院後も、10歩、20歩歩くことが大変だった時から、今までチビ太が散歩に同行してくれました。
これがなければ、今は寝たきりになっているか、悪くすれば死んでいるかもしれませんね。
そう思うと、チビ散歩を義務付けられたことを感謝しなければならないのですけど、、、

でも、毎日のこと。大変だって思うことも多々ありますよね。、
きつい時もあるし、気持ちが進まないときもある。
そんな時に、元気にさせてくれる、気持ちを明るくさせてくれるものには岬は事欠きません。
たまたまなんですけど、私は本当に幸運だった。

知らぬは一生の恥

2018年05月20日 06時39分16秒 |  あなたの鼓動、華


何故だか、ず~っと月見草っていうのはマツヨイグサの別名だって覚えてきたんです。
ですから、この昼咲き月見草を見て、違和感があったんです。
月見草(マツヨイグサ)と似てないじゃないって、、、



ところが最近になってようやく、月見草ってのは別にあるんだって気がついたんです。
昼咲き月見草のそっくりさん。ご本家だもん、当然ですよね。
大きさがちょっと違うのと、花が白花なんですね。
そして、やっぱり夕方になって咲き始める。
違和感がばっちりと払しょくされました。
でもご本家さんの方は、もう、植物園にでも行かなきゃ見られないのだそうです。
なので、私は未だに見たことがないんですけど。



今さらですけど、ほんと、一生の99.99%恥をかいて生きてまいりましたですね~
でもそれなら、一生知らなければよかったってのは私流の横着な考え方。
先が長い皆さんには決してお勧めいたしませんからして。



今日のお目覚は 目が覚めるぞ~

2018年05月19日 09時12分00秒 |  岬な日々


ここは我が家から100メートルもない所。
我が家から下界に出るにはここを通らないとどこにも行けない所です。

ところで、左の土が出ているところは、猪が堀くりかえした後なんです。
この写真を撮った時にはすでに、地主の方が穴を塞いで崖を直してあります。

これでは大きさが出てませんが4メートルと手前に1メートルくらいの長さで、深さが4~50センチ位の、そう、バスタブなら2つ並べて置けるくらいの穴。
何度も書いておりますが、この1年くらい猪とは直接には遭遇してませんが、いることはいるんです。

この2,3年、チビ散歩の帰りに、夕涼みされているご一家とお会いしたり、子供4,5頭とご両親でしたが、子供が立ち去るまでご両親に睨みつけられてチジミ上がっていたり、
お母さんと買い物(かな)に出た御一行とばったり会って、これまた右往左往している子供たちが安全に隠れるまでお母さんから威嚇され続けたり、、
車の直前を横切られたり、(1メートルもなかったんですよ)
さまざまな経験を持っておりますので、普通は向こうが逃げてくれるのが分かっていても、跡があるだけでも気持ち悪い。
車に乗っているならまだしも、チビ散歩で毎日最低2往復は歩きで通っている道ですからね~


年年歳歳花相似

2018年05月16日 06時23分49秒 |  あなたの鼓動、華


毎年毎年、花は(美しく)咲くけど
でも、皆から美しいって言ってもらえない花だって、毎年毎年咲いているんですよね。



というか、おいちゃんみたいな普通の人にとっては、
綺麗に着飾った都の女の人なんてのは、手の届かない崖の上の花、、
その辺の花に巡り合えるだけでも幸運なんですから、、、



今年は、、、

2018年05月15日 09時55分31秒 |  あなたの鼓動、華


今年の梅は実り年みたいですよ、、
さて、今年は梅酒を漬けましょうか、
もう少ししたら嬉しい悩みが始まります。

7~8年前のがまだ残っているんです。
探せばもっと古いのもあるかもしれません。

この極貧にあえぐ私の唯一の贅沢な悩み、、、かな?

今日は通院日  えっ、コードブルー!! 追加あります

2018年05月14日 07時14分56秒 |  あなたの鼓動、華


今日は通院日。鴨川まで行ってまいります。
まあ、医者からは手術以外では治りませんと太鼓判を押されておりますので、手術を拒否している現状治る見込みはないのですね。
医者としては悪化していないかどうか調べて、後は薬を出すだけ。
私が医者なら、面白くないでしょうね~

ところで、今日の花は何の関係?
って、何も関係ありません。
ただ、アップする写真がなかったので。
ミッキーマウスを何匹か。
面白くないでしょうね~


病院に行ってまいりました。
診察を終え、薬を受け取るので1階で待っておりましたら、館内アナウンス「コード・イエロー!」
原因は目の前で怒鳴り狂っている患者。
この病院には何十遍言ってますけど、コード付きのアナウンスは初めて聞きました。

そして、薬を受けとり、6階に上がり、エレベーターで下に降りようとしたら、今度は「コード・ブルー 6階!」だそうで、初めての緊急アナウンスを2回も。おまけに自分の傍でその事件が発生したという、、、びっくりですね~


おまけに、家に帰ってテレビをつけたら「コード・ブルー」の再放送をやっておりおました。
そういえば、この番組のロケ地、ほとんどが千葉だったんですよね。もっとも我が家や病院のあるところよりも北が多かったですけど。
これまた、近いですね~


醤酢に蒜搗き合てて鯛願ふ  そして大原のトンカツ屋さん

2018年05月13日 09時52分45秒 |  気になる詩、言葉


醤酢に蒜搗き合てて鯛願ふ
  われにな見せそ 
    水葱の羹
      長意吉麻呂
      万葉集 16-3829

醤酢(ひしはす) 蒜(ひる) 水葱(なぎ)

野蒜を酢醤油で合えて、これに鯛があったら最高なんだけどなんて思っている私に 出されてくるのは水葱みたいなつまんないもの


大昔には野蒜ってけっこう美味しいものとして見られていたみたいですね。
もちろん、大昔にもグルメはいたんですよ。

ところで、昨日は懸案になっていたいすみ豚をだす大原のトンカツ屋さんに行ってまいりました。
家の近くのヤギのいるレストランのママが美味しいと言っていたお店。
ところが、同じ名前の別なお店が近くにあってそちらに行ってがっかりしたんです。
後で、別なお店だって分かりましたけど、自分の作るものにはあれだけしっかりした味を持っている人がなんでこんな料理を美味しいというのかって、それが分かるまでほんとに疑問だったんです。
そのお店のことがつい最近にも、料理が美味しいって思っているカフェのママから勧められました。
一度行ってみなきゃって思っていたんです。
ググっていると、ここは孤高のグルメにでてきたお店だと分かって、余計に興味をひいていたんですね。
ただ、お昼しかやっていないので、家からそんなに遠くないのに、なかなか行くチャンスがなかったんです。
味? たぶんメニューの選択を間違ったのかな、、、
辛口のコメントになりそうなのでやめておきます。


故郷のことが思い出されるか?

2018年05月12日 09時22分23秒 |  気になる詩、言葉


浅茅原つばらつばらにもの思へば
      古りにし里し思ほゆるかも
         大伴旅人
         万葉集 3-333


田舎道を歩いて行ってたら、茅の広がる草原があった、、、なんて状況なら、故郷のことも懐かしがることができるでしょうけど、
我が家の周りでは、散歩を初めて、、、終わりまで、どこにでも広がっているんですから、いちいち思い出してなんかいられない。
持ちたるものの不幸でありますがな。


 
それにしても私って茅を題に取ったものが多いですね~
同じこの詩を使ったものでも、こちらもありますよね。もう一つありました。
それに山部赤人の詩を使ったものはこちら
こちらは上の万葉の二首を頭に、古今集まで旅をしております。
探せばもっとあるでしょうけど、、、
お後がよろしいようなので、、、、