「朝ズバッ!」でハマコウがみのもんたに噛み付いた。
途中から見たのだが画面ではハマコウが大声で吼えていた。
みのもんたは夏休みで「亀田騒動」からは上手く逃れたが、休みの間に靖国問題に勉強したのかそれともTBSのブリーフィングを受けたのか、番組復帰以来小泉首相の靖国参拝を激しく批判しつづけていた。
その日の番組構成も昨日(8月15日)の首相の参拝以来、反対論者をゲスト在日二世?の白議員を迎えて小泉批判と思われた。
司会のみのもんたは勿論、レギュラーの岸井成格とTBSの女性解説員も揃って参拝批判論者。
役者は揃っていた。
ハマコウ出演の経緯は良く分らないが、どうやらハマコウが靖国神社の宮司に面会して「土下座をして」A級戦犯分祀をお願いしたという。
という事は「ハマコウはA級戦犯の合祀されている靖国に首相が参拝するのには反対だ」とTBSは判断してハマコウをゲストに呼んだのだろう。
ところがTBSの思惑は見事にはずれた。
ハマコウの高等戦術にTBSが見事にハマってしまったのだ。
中曽根元首相が小泉の参拝を批判しているビデオが流れたあたりで、突然ハマコウが態度を変えた。
「この番組は生放送だろ。 言っておきたい事があるんだ。 大体、中曽根は靖国をこのように問題化させた張本人だ。 中曽根以前の大平や鈴木首相も靖国参拝をしていた。 その時はA級戦犯は既に合祀されていたが、中国は何も言わなかった。 中曽根が中国の脅しで参拝を取りやめてから、中国はこの問題を外交問題化し始めたのだ」
大体このような趣旨のことを大声で一気にまくし立てた。
こうなると、みのもんたの一夜漬け勉強では歯が立たない。
先ず白議員、岸レギュラー解説者そしてTBSの女性解説員(名前は失念)が代わる代わる反論したが勝負はハマコウの作戦勝ち。
誰一人ハマコウを論破できるものはいなかった。
「大体この『朝ズバッ!』は日頃政府批判が激しすぎると思っていたので一度文句をいってやろうと思っていたんだ」・・・と番組批判まで飛び出す始末。
ここまで来たらもう、番組は完全にハマコウ劇場。 もう誰も止める事が出来ない。 薄笑いするだけのみのもんたと凍りついたゲスト解説者達の表情が見ものだった。
これが録画放送だったらカットして編集だろうが。
そこが生放送の面白いところ。
まさかハマコウをつまみ出すシーンを見せるわけにはいかない。
反論できない解説陣に業をにやしたみのもんたは、今度は虎の威を借りようと、「海外の反応」をと韓国のご意見を中継で報じた。
お定まりの日本批判の現地新聞紹介の後、今度はアメリカの御意見はとワシントン特派員に画面を繋いだが、・・・・・
みのもんたの希望する「アメリカの日本批判報道」なく、結果的には小泉首相が「ブッシュはそんな大人げないことは言わない」を番組自ら証明した形になったのはお笑いだった。
みのさん可愛そう。
番組が思ったように進行しないので、みのもんたは、困ったように愛想笑いしながら加藤紘一宅の放火事件に話を振った。加藤は昨日は「朝ズバッ!」にも出演してかつての盟友を批判しまくっていた。
みのもんた:「ハマコウさん、加藤さんにお見舞いをしたいと思うのだがこういう場合何が一番いいですかね」
間髪を入れずハマコウが決めてくれた。
「そりゃ、家を建て直してやるのが一番だよ」
ハマコウは靖国神社が「A級戦犯」の分祀に同意しないのを承知の上で宮司に土下座をした。 TBSにゲストとしてお呼びが掛かるのを意識して。
TBSはまんまとハマコウの大芝居に引っかかった。
ハマコウ恐るべし!
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テレビで高校野球の「早稲田実業ー福井商業戦」を見ながら書いているので気が散って筆が進まない。
早稲田7点、福井一点で、今9回の表福井最後の攻撃。
ワンアウト。 そしてツーアウト。
今最後の打者2番の中尾。 ヒットで出塁したが次の打者が討ち取られて結局早稲田実業の勝ち。
早稲田実業は投打のバランスの取れた好チーム。 特に斎藤投手はピンチで乱れない落ち着いた好投手。
八重山商業も智弁和歌山を破って早稲田実業と対戦して欲しい。
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