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自民党の伊吹文明、公明党の北側一雄両幹事長は16日午前、中国の胡錦濤国家主席と北京の人民大会堂で会談した。
胡主席はチベット暴動をめぐるダライ・ラマ14世の姿勢を「極めて暴力的な行動を取った」と非難。
欧米での北京五輪ボイコット論について「計画的策動」と批判した。
伊吹氏らはチベット情勢をめぐり、平和的解決を求める福田康夫首相からの親書を手渡した。
胡主席は、「来月の訪日を楽しみにしている」と強調し、福田首相との首脳会談に期待を表明。
五輪成功を支持するとした日本側の姿勢に謝意を表した。
共同開発の対象海域をめぐり双方の主張が平行線をたどっている
東シナ海ガス田問題について、胡氏は「事務レベルでかなり突っ込んだ話ができているとの報告を受けている」と強調した。
(産経新聞 2008.4.16 11:38)
<チベット騒乱について、胡主席は「ラサでは一部の分子が極めて暴力的な行動を取った」と説明し、欧米などでの五輪聖火リレーへの抗議行動に関しては「五輪と関連づけて中国に圧力をかけようとしている」と批判した。 > (産経新聞 )
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(同じタイトルのリンクは間違いではなく、時間差により記事の内容が変わる例としての引用です)
「チベット問題」は新聞の性格を示すリトマス試験紙のようなものだと言われるが
下記のコラムの「朝日」の部分を「沖縄タイムス」、「琉球新報」に当てはめても違和感なく読める。
【週末読む、観る】チベットで沈黙続ける朝日-花田紀凱の週刊誌ウオッチングほか
沖縄ではミニ朝日のような二紙以外に読者には選択の余地が無いところに沖縄の悲劇がある。
中国の機関紙のような社説を書いて恥じない琉球新報も、
胡錦濤の常識人のような顔の裏に潜むチベット弾圧の旧悪を暴露する記事を書かざるを得ない状況だ。
▲胡錦濤総書記は弾圧の張本人 ⇒「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2008年4月17日弐 宮崎正弘のチベット紀行 >> 続きを読む
そしてダライ・ラマ14世が非暴力の姿勢が評価されてノーベル平和賞を受賞した事実を無視できないだろうし、
ダライ・ラマが「暴力拡大なら辞任」と強調したことにも頬被りは出来ないだろう。
だとしたら胡錦濤がダライ・ラマとの対話を拒否し、
ダライ・ラマの態度を「暴力的」と非難すれば非難するほど国際世論は中国に逆風となる。
ネットが普及している昨今、通常同じ記事でも後にアップされた記事の方がより詳細に補足されて、より信憑性があると考えるのが常識だが。
さて、冒頭に引用の産経記事だが、当初の.「4.16 11:38」アップから約7時間後の「
.「11:38」アップ記事
胡主席はチベット暴動をめぐるダライ・ラマ14世の姿勢を
「極めて暴力的な行動を取った」と非難。
欧米での北京五輪ボイコット論について「計画的策動」と批判した。
「 チベット騒乱について、胡主席は「ラサでは一部の分子が極めて暴力的な行動を取った」と説明し、欧米などでの五輪聖火リレーへの抗議行動に関しては「五輪と関連づけて中国に圧力をかけようとしている」と批判した。
おいおい、産経さんどっちが真実なんだよ!
これは単なる補足説明を通り越して事実の変更ではないか。
「説明」が「非難」に変わったのはご愛嬌だとしても、
ダライ・ラマ14世の姿勢を「極めて暴力的な行動を取った」と非難。
⇒「一部の分子が極めて暴力的な行動を取った」と説明
これでは産経が何かの圧力を受けたて、
中国、というより、胡主席への国際世論の逆風を弱める記事に変更したとか思えない。
5月の胡主席来日に配慮しての記事変更だとしたら、産経もとんだ勘違いだ。
産経は日本のマスコミの中で唯一中国に遠慮なく物の言える新聞だと信じている読者への大きな裏切り行為だ。
胡錦濤国家主席は、名指しで「ダライ・ラマは暴力的」だと言ったかどうかが重要ポイント。
産経よ、はっきりさせて欲しい。
共同中国には緩い記事しか配信しない共同通信もこんな記事を書いていますよ。
「ダライ・ラマは暴力的」 胡主席、自公幹事長と会談 東京新聞 - 【北京16日共同】自民党の伊吹文明、公明党の北側一雄両幹事長は16日午前、中国の胡錦濤国家主席と北京の人民大会堂で会談した。胡主席はチベット暴動をめぐるダライ・ラマ14世の姿勢を「極めて暴力的な行動を取った」と非難。欧米で広がる北京五輪ボイコット論 ... |
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